ダウンをふっくらとお洗濯するコツってあるんですか?

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ダウンジャケットがふっくらと仕上がらない理由

はい、ダウンジャケット等のダウン製品を、お家で洗った事ってございますか?

お家で、お洗濯してみた方は分かると思うのですが、なんとなくダウンがペッタンコになった感じがしませんかね?

それには、主な理由が2つあります。

 

中身のダウンがしっかりと膨らんでいない事。

中身のダウン自体のボリュームが減っている事。

 

おはようございますしみ抜き修復師のオノウエです。
両方とも起こりやすいのですが、注意すれば回避する事は可能ですよ♪

 

『洗える』のと、『仕上げる』のは違う

ええ、だいたいお家でのお洗濯の場合は、ウールのセーターでもダウンのジャケットでも、『自分で洗える方法』で、検索すればネットで色んな洗い方が出てきます。

しかし、実はその後の仕上げ方や、風合いや、手触りを良くする方法はほとんどネットでは出ていません。

 

お洗濯は、洗ったら終わりじゃないんです。

 

乾燥のやり方や、仕上げのやり方も重要なファクターなのです。
そこで、そんなダウン製品の、何とかする為の対処法を書いて見ました♪

 

①中身のダウンがしっかりと膨らんでいない事。への対処法

中身のダウンがしっかりと膨らんでいない、その理由の一つに、乾燥不十分と言う事が有ります。

でも、ただ乾燥させればいいという訳では有りません。

乾燥時に、ダウン製品をほぐしながら、乾燥する事によってふっくらと仕上がります。

 

物理的では有りますが、柔らかい力でふっくらと仕上げる為に、一緒に、『ネットボール』を入れる事で、ふっくらと仕上がるんです。

ちなみに、お家に乾燥機能が付いているドラム型洗濯機か、もしくはコインランドリーのドラム型乾燥機等で有効です。

 


『ネットボール』の作り方

【材料】
・百均のお洗濯ネット(30×30センチぐらい)
・使わなくなったタオルやタオルケット数枚

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お洗濯ネットに、詰め込めるだけタオルを詰め込んでボールを作る。

以上

 

クリーニング屋は実は昔から知っていたのです

昔は一部のクリーニング屋さんでは、ダウン製品をドラム式乾燥機での乾燥時に、ソフトボールやバレーボール、はたまたバスケットボール等を一緒に入れて乾燥するなどしていました。

でも、硬すぎるボールだと物理的ダメージが多く、逆に生地を傷めてしまう等のトラブルもあったようです。

そこで、

ウエスや、使わなくなったタオルケットやタオル等を、小さいネットにギュウギュウに詰め込んで、ボール状にして一緒に乾燥すれば、ダメージも少なく、なおかつふっくらと仕上がるんですね♪

これはホンマに、誰でも出来るオススメ方法です。

 

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ふっくら乾燥時に気を付けるポイント

重すぎるボールだと、乾燥機に負担がかかってしまい、回転軸が曲がってしまう恐れもありますので、自己責任で気を付けて行って下さい。

あと、中にある毛が突き抜けて飛び出てくるんではないのか?

と、言う声も聞こえてきそうですが、ダウン製品と一言で言っても中身には種類があるんですね。

お洗濯表示を見てみますと、ダウン90%、フェザー10%とか書いてありませんかね。

それが、ダウンの種類です。

 

『ダウン製品』の中身の種類

ダウン =ダウンボールとも言われる、芯の無い羽毛。

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フェザー=羽とも言われる、芯のある羽毛。

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はい、要するにダウンの割合が多いものほど良い物です。

フェザーには芯がありますので、これが折れたりして、表面に突き出てくると言われている物です。

ですので、ダウン製品の購入時には、ダウンの割合の多い製品を購入いたしましょう。

もちろん、中身のダウン自体にも品質の善し悪しがありますので、早くスカスカに減ってくる製品もあります。

 

②中身のダウン自体のボリュームが減っている事。への対処法

因みに、洗浄時に過度な洗浄力を掛けると、ダウンは動物の毛であり、タンパク質で出来ていますので、アルカリ性の洗剤だとだんだん溶けてきてボリュームが減ってしまいます。

洗浄力が高いのはアルカリ性の力が高い、すなわちダウンのボリュームが減りやすいと言う事です。

一部の高級ダウン製品は、部分的にブロック交換として、ダウンパックごと取り換えてくれるサービスもあるようです、かなりお高いそうですが。

基本的には、一度製品化したダウン製品に関しては、羽毛布団の様に、ダウンの後入れは出来ないようです。

ですので、対処法としてはしっかりとアルカリ成分を除去する為に、濯ぎを十分にしてください。

アルカリ成分が残っていますと、ダウンを劣化させて、結果的にはボリュームダウンさせてしまいますのでご注意を。

 

クリーニング屋のダウンクリーニングの工程

クリーニング屋さんでは、ダウンはその汚れ具合を見て、ドライクリーニングと水洗いの両方をする場合や、どちらかだけにする場合など、状況に応じて致します。

その後、濡れたまま乾燥機で乾燥するのではなく、一度干して乾かしてから後にふっくらするように乾燥機にかける場合もあります。

クリーニングの工程として、シャツやパンツより余計に手間が掛かるので、お値段も通常のお洋服に比べると高くなります。

でも、クリーニング屋が全てがそうではありません。

クリーニング屋のお値段の差によっては、はたしてそこまで手間を掛けているのかどうかは定かではありません。

価格が低いのには理由があり、それなりの仕上がりだと思います。

大切なダウン製品は、しっかりと洗ってくれるクリーニング屋にお願いいたしましょう♪

ではでは~

 

クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル

尾上昇
尾上昇
大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。

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