大事な事は時代によって形は変わるけど本質は時が経っても変わらない

FMC(ファッションマテリアルセンター)テーマ:ファッションビジネスの創造的革新を―ビジネスモデル変革の方向性

はい、先日は所属させて頂いておりますファッション業界の勉強会であるFMC(ファッションマテリアルセンター)のセミナーを受けさせて頂きました。

そのテーマは、ファッションビジネスの創造的革新を―ビジネスモデル変革の方向性と言うお話で講師の方は繊研新聞社の取締役事業局長である正木隆章氏でした。

今現在のファッション業界の動向を一番よく知っておられます正木氏のお話はとても興味深く、ファッション業界の低迷を分かりやすく説明して頂きました。

おはようございますオノウエです。

FMC(ファッションマテリアルセンター)のセミナーはどなたでも受ける事が可能なので興味のある方はご一報くださいね。

いつもそれぞれの分野で活躍されておりますスペシャリストの方々のお話はとても勉強になりますよ♪

 

決まったパイの中で同じ売り方をしていてもそれは減少の一途を辿る

ええ、最近特に言われておりますのがモノを作ってモノを売る事には限界があると言う事です。
10年前に比べると確かに色んなモノが増えています。

消費する場所が沢山出来た事で一つの分野に対する消費の仕方が変わったとも言えます。

僕はアパレル産業では無いですがクリーニング業も同じように感じます。
ただクリーニングしているだけでは選ばれない時代になったと。

今後は人と人との関わり方やその人の生活スタイル等が消費を促す事になってくると感じました。

実際に僕が今お受けしておりますお仕事の、日傘のクリーニングはその典型でもあります。
クリーニング代金が5千円掛かってもメンテナンスをして欲しいとのご要望が実際にあります。

それは決してクリーニング価格が安いからといった理由ではなく、想い入れのある大事なお品物を再生して欲しいと願う思いからのご要望です。

その想いはお話をお伺いしなければ分かりません。
コミュニケーションをとらないと分からない事なんですね。

普通に考えると日傘に5千円掛けてメンテナンスするぐらいなら、ちょっと足せば新しい良い日傘が買えるかも知れないぐらいのメンテナンス価格ですからね(笑)

 

実際にお伺いいたしましたご依頼を頂く方の想い

「身内の方から頂いた大切な日傘で、置いている内にこんなになってしまいました!今後も何とかしてキレイにして使いたいので何とかならないでしょうか?!」
とのご相談や、
「いつもアチコチに置き忘れて何度無くしても見つかって手元に戻ってくる、想い入れのある日傘なので何とかしてキレイにして欲しい」
等のお話をお伺いいたします。

ええ、コレ実話です。
ちなみにご依頼の中には修理と色修正も込みで1万円を超す場合もあります。

もちろんお仕事する時はいつもドキドキでさせて頂いております(笑)
相当大事な想いを蘇らせるお仕事ですからね~。
そりゃあ気合も入りますよ♪

こんな僕の最近の体験からでも、もはやその人その人にとっての思いを重視するマーケティングと言うかお仕事のスタイルに変わってきているのがよく分かります。

●相手を知る事。
●想いを感じる事。
●その想いを実現に近づける事の出来る環境がある事。

この事がこれからの重要なキーになると僕は感じました。
って「何生意気な事言ってんだ!」と思われるかも知れません。

もちろん、僕はこの事が完全に出来てる訳ではない未熟者です。
でも、そう想ってお仕事に取り組む姿勢は非常に重要だと思っております。

さあ!
そんな想いを胸に今から店頭シミ抜き実演頑張りますよ~♪

ではでは~。

クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル

尾上昇
尾上昇
大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。

メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。

メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。

メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。

メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。

”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。