1度しか着用していないお洋服でもその1度が黄ばみの原因になるかも知れません

ほとんど着ていない場合でも着用すれば見えない皮脂汚れが付いています

はい、良くあるご質問の1つなのですが「一回しか着ていないからそんなに汚れていない」と言う認識から、着用はしたもののお洗濯をせずにワンシーズン持越しする事があるとお伺いいたしました。

着用すれば洗った方が良いと言う事は間違いないのですが、「少しなら大丈夫」という気持ちも分からない事はないです。

お洗濯する事によってお洋服の生地に負担を掛けてしまう事も事実ですからね。

でも、1度しか袖を通していないお洋服をもし洗わなかった場合はどうなる可能性があるのでしょう?
仮に汚れていないお洋服を洗った場合ではどうなるんでしょう?

おはようございますオノウエです。
クリーニングした場合のメリット・デメリットの事例を4つほどを出してみました♪

その状況は特にクリーニングをするスパンが長い場合に起こります。

この事を踏まえて、以前に着用してそのままになっているお洋服がクローゼットの中にありましたら、シミや虫食い穴のチェックをして下さいね。

 

【クリーニングをした場合と、しない場合のメリット・デメリット】

 

例)①長い時間着ていたので全体的に汚れが付いている時の場合

クリーニングした方が良い事〇
クリーニングを行い汚れやシミを落とす事で、変色や、生地に付いたシミの成分分解による劣化を防ぐ事が出来ます。

クリーニングした方が悪い事×
汚れた状態で長時間放置していた場合、汚れやシミにより生地の品質が劣化して色素が壊れた為(経時劣化)に、クリーニングをする事によって染料が動く事があります。(色移りする)。

あと虫食い等で衣類に張り付いているだけの、磨り減った繊維クズがクリーニングによって落ちる事で穴が開く事も有ります。

 

例)②空気中のススなど外的要因で付いた汚れの場合

クリーニングした方が良い事〇
クリーニングをする事で、排気ガス等の油膜やススやホコリを落とせるので、何となく黒っぽい見た目もキレイになる。

クリーニングした方が悪い事×
例)①と同様です。

 

例)③色など見た目の変化の場合

クリーニングした方が良い事〇
クリーニングする事により、表面の油膜や汚れを落とす事で、より生地本来の色を鮮やかに再現する事が出来ます。

クリーニングした方が悪い事×
光により化学変化して起きた色落ちや、汗により色褪せた部分がクリーニングする事によって逆に顕著に表れ、すごく鮮明になる事があります。(境目が目立つ)。

 

例)④仕上がり時の風合い変化の場合

クリーニングした方が良い事〇
クリーニングする事により綿はサラッとした手触りになり、ウールやダウンはふっくらと仕上がる。

クリーニングした方が悪い事×
クリーニングした事により毛羽立ちやピリング(毛玉)が発生したり、クリーニングで取り切れなかった残留物が、乾燥時の熱などの影響で活性化したりする。(変色・退色・脱色等)。

※クリーニングISEYAのクリーニングセミナーより引用

 

如何でしょうか?

実際にはクリーニングした事によって出てくるデメリットは、クリーニングしていない事が原因となっている場合がほとんどなんです。

クリーニング屋さんにお洋服を出す時に気になる事を伝えるポイントは、

「私はこんな風にクリーニングして欲しい!」
「仕上がりはこんな仕上がりにして欲しい!」

をクリーニング屋さんの店頭で、しっかりと受付のスタッフに要望として伝える事です。

そして、出来るだけその要望に応えてもらえるかどうかなのです。

あと、一度でも袖を通したらクリーニング屋さんに出すにしても、お家でお洗濯するにしてもシッカリとメンテナンスしておかないといけません。

デメリットで多く見られたように汚れた生地には経時劣化が起きていますので、クリーニングすると異常個所がハッキリと表に出てしまう事が多いようです。

洗わないというセンタク(選択)

自分では全体の汚れは気にならないが、「このシミだけは絶対にとって欲しい!」とか、
このシミは気にならないんだけど、「全体のくすんだ汚れを取って欲しい!」とか、
人それぞれの価値観があると思います。

例えば、エリに付いたリアルファー等は基本的にはお肌に直接触れない限り、外的要因で部分的に汚れが付く事が多いです。

その時にはブラッシングなどを外で行いくっついたホコリや衣類の害虫の卵等を払って取ってしまえば、クリーニングしなくても十分メンテナンスは可能です。

ですので、その場合は毎回クリーニングはしなくてもいいですよね。

クリーニング屋さんはお客様が何を望んでいるかお伺いして、そしていかに喜んで頂けるかを最優先に考えないといけないと思います。

「この生地にはこの洗い方が一番なんだ!」って言う、親切の押し売りもどうかと思います。
お洋服を相手に商売しているのでは有りませんしね。

そして、
出た答えがひょっとすると洗わない選択だったり、部分的な処理と言う事もあり得ると思います。

衣類の考え方としては、風合いを重視して短いサイクルで衣類を買い替えるのも一つの方法です。
ファストファッション系の安価なお洋服とかも実際あります。

でも、僕はクリーニングの良い所であるリユースの観点からもこの方法はおススメいたしません。

シミ抜きやクリーニングはお家でも色々自分でも出来る方法が沢山有りますが、これが意外にめんどくさかったり時間がなかったりして、もちろん自己責任でとリスクが多く中々出来ないのが現状ですよね。

ですので時間が欲しい時や、忙しい時にはぜひクリーニングのプロに頼ってみて下さい。
お近くの信頼のおけるクリーニング屋さんにお任せ下さいませ。

お洋服は着用したら基本的には洗った方がイイに決まっています。
でも、そう何回も洗えないお洋服や小物も実際には有ります。

そんな時には部分的なメンテナンスもおまかせくださいね♪

ではでは~。

クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル

尾上昇
尾上昇
大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。