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お洋服に樹液が付いてしまったら早めの処置が有効です

2015年9月25日 / 最終更新日 : 2016年9月29日尾上昇アイテム別（Ｙシャツ・ネクタイ・スーツ・ボトム・ニット・カットソー・ダウン・コート・帽子・その他）

お洋服に樹液が付いてしまったら早めの処置が有効です

Contents

1 樹液のシミ抜き
2 ベンジャミンの樹液
3 ベンジャミンって

樹液のシミ抜き

はい、今回お受けいたしましたのは樹液のシミです。

木や葉っぱの樹液は、種類により取れにくかったり取れやすかったり致します。

基本的にはどんなシミでもそうなんですが、シミは幾重もの層になっておりますので一番上にある油から取り除いて行けばほぼ問題無く除去出来ます。

どうも、クリーニングＩＳＥＹＡのしみ抜き修復師オノウエです。

元々樹液は古来から色んなものに使われて親しまれてきましたが、シミとなるとどうでしょう？

ベンジャミンの樹液

例えば樹液は塗料として使用されたり、接着剤やすべり止め等、ゴムの木ですと精製してゴムを作り出す事が出来ます。

ちなみに今回のお品物は、アクリルとウールで出来たストールだったのですが、ベンジャミンの樹液が付いてしまったと言う依頼です。

で、結論から言いますとシミは除去出来ました。

今回のお品物は、デリケートなストールだったこともありお家でのシミ抜き処理は、生地の目寄れ等を誘発したり、色素を変化させてしまう危険性がありますので、お家処理の方法は控えさせて頂きます。

どうしてもお家でシミ抜きをしたい方は、オノウエにご相談ください。

ベンジャミンって

ベンジャミンは傷を付けたり、切ったりするとベトベトする樹液が出ます。
樹液自体は白い色ですが時間が経つと透明になります。

子供の頃によく遊んでいて、タンポポやイチジクの白い樹液が手に付いて、痒くなった記憶ってございませんか？

これも、ゴムの素になる乳液（ラテックス）で、成分は同じなんですね。

もともとベンジャミンは、ベンジャミンゴムと言う別名もあるぐらいですからゴムの木の仲間ですので、樹液はそれなりに付いてしまって時間が経ったり、温度が掛かると、除去するのが大変になるかもしれませんね。

ベンジャミンは育成する環境によっては、化学物質等を取ってしまう能力もありますので、かなり観葉植物として人気も有ります。

ただ、虫も付きやすくカイガラムシやコナカイガラムシ等が発生すると、葉の表面がカイガラムシの排泄物でベトベトしてきてしまいます。

ベトベトを放っておくと、そこにホコリが付いて周辺が汚くなってしまうのも考え物なので早めの対策をしたいですね。

貝殻って言うぐらいですから、硬そうで中々退治しにくいとは思いますが、って、実は全然手でつぶれますよ(笑)

でも、ベトベトにならない様に霧吹きで水をかけて拭き取ったり、専用の駆除薬品を使うのがカイガラムシ退治には最適みたいです。

植物も生き物なので、大事にしてあげないとスネてしまいますからね♪

ではでは～。

クリーニングＩＳＥＹＡシミ抜き修復師オノウエノボル

尾上昇

大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーＣＡ／京技術修染会認定修復師／京技術修染会関西地域認定講師／クリーニング師／と複数の専門資格を習得。

メディア：株式会社商業界発行・ファッション販売２０１６年１２月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。

メディア：漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第２巻と第３巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯」「 #ふかさくえみ」　で検索。

メディア：吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝洗濯・アイロンのコツ～男性のための暮らしに役立つ簡単家事術～講座」開催いたしました。

メディア：摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単！キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。

”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。