お洋服の頑固な汚れを取り除く時には汚れと一緒に色（色素）まで変化させない様に気を付けましょう
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特に色柄物のお洋服の場合には色（色素）が弱ってしまっているとお洗濯や漂白時には色が薄くなってしまう場合があります
はい、今回の染み抜き事例では長期保管中に赤っぽい感じのシミが全体に浮き出てしまっているお洋服の染み抜きです。
シミの浮き出し方から見ますと汗や皮脂汚れと食べこぼし等の汚れが混じっておりますので、取り除く為には表面の油膜を取り除いてから更に水溶性の汚れを取り除き最終的には残った色素を取り除かなくてはなりません。
ただ、長い間にずっと付着した汗や皮脂汚れと食べこぼし等の汚れは性質がアルカリ性に変化して、お洋服の柄等の色（色素）を分解してしまっている可能性があるのです。
おはようございますオノウエです。
見た目にはお洋服にシミ以外の色に変化はみられませんが、実はお洗濯やクリーニングを行ったタイミングでその分解したお洋服の柄等の色（色素）が滲み出てくるんですね～。
それがお洋服の色滲みや色移りの原因なのです。
傷んでしまい弱っているお洋服の柄等の色（色素）は洗浄後に取り切れずにお洋服に残ってしまうとその後にも色が滲んだり移ったり致します
弱ってしまっているお洋服の柄等の色（色素）は完全に取り除かないと、後にまた色が滲んだり移るといった事が再発してしまいます。
なので完全に取り除く必要があるんですね。
色（色素）が洗浄時にこれ以上出てこない様に色止めしながら出し切る工程を行います。
そうすれば今後にも色が出てくる心配がなくなるのですが、お洋服の色は当然の事ながら薄くなってしまう場合もあります。
出来るだけそうならない様に「特殊漬け込み処理」を行ったり、後に色を修正出来る状態であれば「特殊色修正（染色補正）」等の特殊技術を使ってお直し致します。
場合によっては全体の「特殊染め直し」等も行う事によって、再び着用出来るレベルまでお直しする事も可能な場合があります。
もしも、お家では取れにくそうなシミや黄ばみを見つけた時には是非ともご相談下さいませ。
ではでは～。
【遠方の場合の衣替えの染み抜きのご相談はこちらまでご連絡くださいませ】
クリーニングＩＳＥＹＡシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーＣＡ／京技術修染会認定修復師／京技術修染会関西地域認定講師／クリーニング師／と複数の専門資格を習得。
メディア：株式会社商業界発行・ファッション販売２０１６年１２月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア：漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第２巻と第３巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア：吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ～男性のための暮らしに役立つ簡単家事術～講座」開催いたしました。
メディア：摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単！キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。
