シミの様でもシミじゃないしみ抜きってじゃあ何なの?
たまにシミでは無いシミもお受け致します
はい、見た目は完全にシミにしか見えないシミがあります。
しかし、油溶性処理と水溶性処理を行ったところ、全く変化が見られ無い場合は、一度、シミの部分を顕微鏡で見てみます。
そうすると、タマにシミではなく、他の繊維や木のささくれや、ビニールやプラスティック片だったりする事も、ごくたまにあります。
はい、そんな事がホンマにあるんですかねと、実際には思われると思います。
そこで小道具を使うのですが、コレ必殺仕事人が使っているヤツではなくて、ピースガンの中に入っている部品で、ニードルって言う物です、まあ普通に針ですね。
でも、先が曲がってしまったので、もうピースガンの部品には使えません。
そこで再利用致します。
使える物は使わないと、勿体無いですからね。
おはようございます、しみ抜き修復師のオノウエです。
パッと見た目はシミにしか見え無い場合でも、よく見てみるとシミではなかったりする場合が実際あるんですね。
でも、よく見てみるのレベルは20倍のレンズで見た場合の事です。
これはさすがに、いくら目がよくても肉眼では判別出来ません
この見た目レベルは、生地の一部に付いていた、白い汚れの様な感じの物で、大きさは一ミリも無いぐらいでした。
でも、気になる方は、絶対に気になるレベルの汚れです!
あっ!でもコレ汚れじゃないね(笑)
だから当然シミ抜き剤では取り除ける訳がありませんよね。
でも、こう言う細かなオーダーにも、お答えしております。
そう言う時には色んなアイテムが役に立ちます
20倍のレンズで拡大しながら、ニードルやピンセットで少しずつ、ちょいちょいと引っ張り出して取り除いていきます。
中には何かわからない物も沢山あります、ホントこれなんなんでしょうね?
でも取れました。
何かは分かりませんが、なんとか取り除くのに成功いたしました。
何だか分からないシミも、ぜひぜひご相談くださいね。
とにかくシミで困っているのであれば、いろんな事を試してでも、取り除きますよ。
それと、たまに顕微鏡を覗きながら、ニードルやピンセットで、繊維のクズを除去している場合には、見様によっては、寝ているように見えますが、寝ていませんよ。
実際に言われました(笑)
ええ、シミ抜きをしている所を、もっと沢山の方に見て頂いて、『こんなことが出来るんだ!』、と実感して頂きたいのです。
実はこんな事や、あんな事をして、時間や手間を掛けている、技術仕事だと言う事を認識して頂ければ、もっと興味を持って頂けると思います。
うん、決して寝ていませんからね♪
ではでは~。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。