お家でお洋服の黄ばみを取り除く為に漬け置きしていたら色の部分が滲んで他の部分に移ってしまった
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市販の洗剤や漂白剤での長時間漬け込みはお洋服の色にダメージが発生して色が出る事がありますのでお気を付け下さいませ
はい、今回の染み抜き事例としては青と白のストライプ生地の白い部分に付いてしまった黄ばみの染み抜きですがお家で対応するとなりますと気を付けないといけないのが色の変化です。
その一つに色柄物のお洋服に使える洗剤や漂白剤でも長時間洗剤に漬け込んでしまいますと、色が滲んだりする事例が実際に起こっています。
洗剤の成分によっては黄ばみ等の色素を落とすはずの成分が、元々のお洋服の色柄部分の弱っている生地の色に反応してしまい色が滲んで他の白い部分に移る事があります。
これらの事を防ぐには長時間の漬け込みはせずに短時間での処理を行うという事です。
おはようございますオノウエです。
色の成分は物理的な擦れ等でもダメージが発生して洗剤の力で動いてしまい易くなってしまうので長くても一時間ぐらいで引き揚げましょう。
洗濯洗剤は漬け込みには向いてませんが漂白剤での漬け込みの場合での時間を長く置き過ぎない事が重要です
洗剤には中性や弱アルカリ性や弱酸性を言う種類があるのですが、どれにも界面活性剤と言う同じ成分が多かれ少なかれ入っています。
その界面活性剤には水と油の境目を無くす働きがありそれが生地と汚れを引き剥がす力になります。
基本的には市販の洗剤の場合は長時間の漬け置き洗い等は効果が乏しいので推奨してはいません。
もしもお洋服を洗剤に付いて込むとしても5分以内がベストです。
色柄物に使用出来る漂白剤の場合でも衣類を漬け込む場合には30分から2時間が推奨時間ですが、リスクがある事を考えますと30分以内で行う事が衣類にも良いと思います。
既に痛んでしまって取れやすい状態にある色(色素)は、洗剤でも漂白剤でも非常に動き易いので滲んでしまう前に短時間でつけおき洗いは終わらせる様に致しましょう。
今回の黄ばみはピンポイントでしたので特殊部分染み抜きで部分的に取り除きました。
部分的取り除けば過度の漬け込み等を行う必要がありませんので、シミ以外の部分にはダメージなくシミだけをピンポイントで取り除く事ぎ出来ます。
もしも色が出てしまった場合にはお品物の画像を拝見させて頂いていから、汚れやシミや色移りの範囲などや個所を確認させて頂きお見積りさせて頂いております。
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ではでは~。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
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