お洋服のシミを取ってもらおうとしみ抜きに出したらそのまま帰ってきた
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『このシミは落ちませんでした』
はい、『お洋服のシミを取ってもらおうと、クリーニング屋にしみ抜きに出したら、そのまま帰ってきた』。
そんな内容のご相談が、一日だけで3件もありました。
クリーニング業界としては悲しい事です。
でも、これが今の現実です。
しみ抜きとしてお受けしても、『このシミは落ちませんでした』と言うシールが付いて、シミ抜き料金は戻って来ません。
クリーニング屋によっては、金券でしみ抜き料金の相当額が戻ってくる事がありますが、普通に考えたら、もう、そのお店には二度と『シミ抜き』は頼みませんよね。
おはようございます、クリーニング師のオノウエです。
クリーニング屋にシミ抜きを頼んでも落ちない。
そう思われても仕方ないのかも知れません、それが現実なのですからね。
でも、本当にそのシミは落ちないのか?
実際に、その『シミが落ちませんでした』と書かれているお洋服ですが、シミを拝見してみたところ、シミ抜きの形跡がありません。
シミ抜きすると、そのシミ部分やシミの周りの部分が微妙に変化いたします。
うっすらと色が違うとか、周辺だけ色が薄くなっているとか。
でも今回は特にそのような状況は見受けられませんでした。
そして、通常の油性処理から入り、第二段階での油性処理で普通に落ちます。
これは基本的な手順の途中段階です。
要するに、しみ抜き処理をすれば落とせるシミだと言う事ですね。
完全に落ちましたね。
『このシミは落ちませんでした』と言うシールが付いていたお洋服のしみ。
しかも、基本の一番目に該当する、油性処理をしたら落ちましたよ。
でも、簡単ではないです。
最新のシミ抜きの機械を使い、シミの特性に応じた専用の薬品を使う。
しみ抜きの基本を守りながら、じっくりとシミ抜きする。
コレが出来ないとしみは落とせません。
たまに言われます。
『クリーニング屋でしみ抜きするよりも、私がした方がキレイになるよ』って。
もっとしっかりシミ抜きしようよ!
ご家庭の奥様に負けてますよ!
ええ、そんな事にならない様に日々精進致しましょう♪
『キレイになったお洋服で、会いたい人に会いたい』
『大事なあの人から頂いたお洋服なので、キレイにしていたい』
そんな体験をして頂く為に、クリーニング屋ってあるんじゃないのかな~?
もちろん、落ちなかったしみ抜きもおまかせくださいませ!
ではでは~。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。