洗濯洗剤の原液を付けてそのまま洗ったらシミになってしまったんですどうしましょう
汚れを取ろうとして逆に付いてしまった
はい、お客様にご相談頂いたのは、市販の液体洗濯洗剤の原液をそのまま取れにくそうなシミに直接付けて洗ったら、取れないシミが付いてしまったとのご相談がありました。
実はコレ、よくあるご相談の一つなのです。
『洗濯洗剤の原液を付けてそのまま洗ったら、シミになってしまったんです!』
そんなご相談ですが、実は色んなメーカーの洗剤でも起こる事はもちろんあります。
おはようございますオノウエです。
この様なご相談が増えてきたのは特に最近です。
近年の洗濯用液体洗剤の進化
最近は、ただ汚れを落とすだけの性能ではなく、そこに香りを付加したり消臭機能があったり、柔軟機能を配合してたりと、本来の汚れを落とす機能以外にも沢山の機能が追加されました。
ですので、
『もっといい香りを付けたい!』
とか、
『抗菌作用を効かせたい!』
などのを求めるあまり、ついつい洗濯層の中の衣類に直接洗剤を沢山かけてしまい、お洋服に影響が出てきたと言う事も少なくありません。
この液体洗剤の原液がシミになる原因は複数あると思うのですが、 特に有り得そうなのがこの2つです。 ①洗剤の原液の部分的な過剰反応により、染料が破壊されて色が抜けたり、 薄くなったりしたのがシミの様に見える場合。 ②液体洗剤の成分の一部であるシリコン系の成分が過剰に生地に付着してしまい、 その成分が洗うことにより余計に取れなくなってしまった。
と、この様な事柄が考えられます。
もしこの様な事が起こってしまった場合には、
①の場合には、生地自体にダメージがいってしまっていますので、 無くなってしまった色を、もう一度付けて治す以外に方法は有りません。 クリーニング屋でも色修正を受け付けているクリーニング屋なら、 色を復元する事が可能なので、そこで色修正を行ってもらえるでしょう。 ②の場合には洗濯して落ちないシミなので同じく、 クリーニング屋のシミ抜きが出来るところで、 有料シミ抜きをお願いいたしましょう。
ちなみに、お家では両方とも対処する事は困難だと思います。
ムリをしてお洋服の生地を傷めてしまうと元も子も有りませんので、オススメはできません。
おウチでシミが取れなかったらご相談下さいね♪
ではでは~
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。