クリーニング屋のアイロンは焦げないアイロンもあるんです
お家のアイロンと何が違うのか
はい、お家で使うアイロンは電気式なので、少し水を入れて、その水を電気で沸かして、蒸気としてちょこっとだけ噴射するタイプがほとんどなのです。
ですので、結構アルアルだと思うのですが、お家のアイロンは、お洋服の上に置きっぱなしにしていると、『焦げます』。
クリーニング屋のメインで使う蒸気アイロンは、実は電気式では無く、蒸気の熱だけで熱くなるので、そんなに温度が上がらずお洋服が、『焦げる事は無い』のです。
しかし、さらに熟練のプロの職人仕様になりますと、逆に電気でも温度を調節して、蒸気も出ると言う、お家アイロンとクリーニング屋のメインのアイロンの、良いトコ取りの仕様もあるんですね。
コチラも、ボ~~としていると『焦げます』。
おはようございます、オノウエです。
すなわち、クリーニング屋にはメインのアイロンと、熟練のプロ職人仕様のアイロンの2種類があるんですね、それを使いこなしてお仕上げ致します♪
『お家仕様とプロ仕様』その性能の差は
ええ、耐久力 ・ 蒸気量 ・ 温度 ・ 重さ ・ 材質、実はすべて違います。
通常の三倍です。
あっ、ウソつきました。
ガンダム世代なので、言いたかっただけです(笑)
しかし、ホントほとんど別モンですね。
言い方を変えると、『熱い ・ 重い ・ 壊れにくい』、って感じです。
ですので、イメージで言うと、
フジテレビ系列の22年前ぐらいにありました、『ひとつ屋根の下』のドラマで、アンちゃんみたいな、白シャツ半袖で、さらに袖をまくっている筋肉ムキムキなイメージです(笑)
昔、子供の頃に、親父の友達のクリーニング屋さんへ連れて行ってもらうと、必ず、ハンドグリップと、鉄アレイと、エキスパンダーが、何故か置いて在りました。
そして、ウチにもありました。
全部、腕の力や握力等を鍛える道具です。
今思うと、重いアイロンを持つ為に体を鍛えていたんでしょう。
そりゃあ、ムキムキになりますよね。
ここからはスペックなので興味のある方だけ
家庭用アイロンは、全体がプラスチックでほとんどが出来ている為に、ぶつけたり落としたりすると簡単に壊れます。
その点、プロのアイロンは、ステンレスやチタンで出来ていますので、落としてもそう簡単には壊れません、でも、当然アイロンは重い訳です。
家庭用のアイロンと、プロ用の違いで大きいのが、蒸気の量や、蒸気の質などです。
蒸気の量は、家庭用のアイロンですと蒸気の出る穴も少なく、備え付けの小さなタンクに入った水が蒸気になるので、蒸気も粒子が荒く、少ししか出ません。
そうです、プロ仕様は全くの別物なんです。
プロ用のアイロンには水タンクは付いておりません。
さらに、沢山の蒸気が出る穴も有り、ハンパなくキメの細かい蒸気が出ます。
そして、ゴツくて重いです。
クリーニング屋の蒸気は、ボイラーと言う蒸気を作る機械で作られます。
その温度は100℃以上あります。
また、熟練のプロ職人仕様のアイロンは、本体自体の熱を、180℃以上上げる事の出来る、温度調整機能が有ります。
最近では、女性の方でも出来る様に、熟練のプロ職人仕様の重いアイロンを、吊るして軽くするバランサーというアイテムも有ります。
そんなこんなで、道具からして違うプロの仕上がりは、当然、お家の仕上がりとは全く違う訳です。
仕上がりの気になる方はプロにおまかせ下さいませ♪
ではでは~
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。