クリーニングに出した時の袋は、外さないとイケない事知っていましたか?

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クリーニング屋の袋は、ただのホコリよけである

はい、クリーニングに出した時には、必ず袋に包装してお洋服が返ってきますよね。
これ、外すか?外さないか?考えた事ありますでしょうか?

 

大概の方は外さずにそのままクローゼット行きかと思います。

でも、それはちょっと待った!なのです。

クリーニング屋では、基本的に衣類にホコリが被らない様にしているのと、移動中にどこかに引っ掛けたり、シワが付いたりしない様にする為に袋に入っています。

 

そうです。
長期保存用ではないんです。

 

おはようございます、シミ抜き修復師のオノウエです。

ええ、袋に入れたままの状態での長期保管となると、注意していても実は色んな事が起こる可能性があるんです。

 

 

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ビニールをしているとホコリもシワも付きにくい・・でも!

ビニール袋に入れたままにしたい気持ちは非常に分かります。
取るのもメンドクサイですもんね。

実はクリーニング屋での保管状態も、袋に入ったままなんです。
ではなぜ?、クリーニング屋では袋に入れたままなのでしょう。

 

お客様には『袋から外して保管してね』と言っているのに、『なんでクリーニング屋は袋に入れたままやんねん!』と思われると思います。

しかし、その違いは保管している状態にあります。
クリーニング屋さんでは、広い場所で、通気性が良い所での保管が基本です。

 

しかも、ずっと保管している訳では無く、お返しするお洋服ですからね。

それに比べてご家庭では、クローゼットなどの狭い密室空間で、空気の流れもほとんど無い状態です。

この違いは、温度や湿気や空気に関係してきますので、湿気やガスによる変化が起きる場合があります。

 

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保管状況の違いも重要である

例えば、クローゼットの中と外の温度差があると、湿気が発生致します。
湿気が発生致しますと、取り切れていない汚れやシミに反応して変化が起こります。

 

あと、ストーブやファンヒーターなどを使用している場合は、その燃焼ガスからNOxガスというのが発生し、袋を貫通してビニール袋内に入り変化を起こします。

 

ビニール自体の成分も時間の経過により、ビニールに含まれる酸化防止剤が酸化窒素ガスとなり、NOxガスと反応して、状況によっては変色の原因になります。

 

そこで、一年間袋に入れたままで実験してみました

ええ、気になるのでウチで実験してみました。

結果。

お家で一年間クリーニングの袋に入れたままクローゼットに仕舞ってみたところ、ストーブやファンヒーターをお家で使っていないのもあってか、たまたま変色は起こりませんでした。

はい、良く考えてみたらウチにはガスの暖房器具はありませんでした。
実験にならないですね(笑)

 

でもね。
多分、誰にでも一年以上入れっぱなしのお洋服ってクローゼットにあると思うんです。

 

なのでクリーニング屋として言います。
絶対に袋は外して保管して下さいね♪

 

今日言いたかったのはこれだけです。

 

もう一度言います!
『袋から出して保管してね~』

ではでは~

 

クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル

尾上昇
尾上昇
大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。

メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。

メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。

メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。

メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。

”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。

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