黒い汚れが落ちにくいのは不溶性という水にも油にも溶け込まない特徴があるからなのです

不溶性というのは「水にも油にも溶け込まない汚れ」ですので昔から物理的な衝撃で汚れを取り除く方法である洗濯板が使用されておりました

はい、黒い汚れの代表と言えばお子様の体操服や靴下がそうですよね。

昔から畑仕事で付いた泥汚れを落とすには、洗濯板やササラ(竹や細い木や現在ならプラスチック等を束ねて作られた道具)等の道具を使用して物理的に取り除く方法がとられておりました。

勿論今現在でも有効な汚れを落とす方法ではありますが、今の生地は糸も細くデリケートな素材が多いですので中々この様な方法での汚れ落としは今のお洋服には向いておりません。

勿論昔と変わらず運動系のユニフォームやお子様の体操服や靴下の黒い泥汚れを落とすには、洗濯板やササラ(竹や細い木や現在ならプラスチック等を束ねて作られた道具)等の道具は最適なアイテムと言う事には間違いはありませんね。

おはようございますオノウエです。

その他には墨汁やボールペンのインクにも一部使用されておりますので、やはりお洋服に付いてしまいますと中々取り除けないシミになってしまうのです。

 

黒っぽいススの様な黒いシミを処理して取り除けない場合には細かい粒子になってしまい糸の内部にもっと入り込みやすく取れにくくなってしまいます

お花の花粉もそうなのですが細かいミクロ粒子の固形物質である花粉は、水分を含む事によって花粉が破裂してさらに細かくなってしまい繊維の奥深くまで浸透して余計に取れにくくなってしまうので取れにくいんですね。

黒い汚れやススのシミはの場合には擦る事により固形物質をより細かく砕いてしまいますので、その時に取り除けない場合にはそれがより生地の繊維に浸透してしまい取れないシミに変化して仕舞うのです。

黒い汚れやススのシミは出来るだけ最初の一手で取り除かないといけないんですね~。

今回の事例であるニット生地に付いてしまった黒いカーボン汚れは、まだ応急処置も何も触ってはおられませんでしたので比較的綺麗に取り除く事が出来ました。

もしも綺麗に取り除きたい場合には何もせずにお持ちくださいね♪

その方が生地に浸透しておりませんので比較的取り除き易く最初の処理でシッカリと取り除けますのでおススメ致します!

ではでは~。

「お家でもクリーニング屋さんでも黒い汚れが取れない時のメールでのお問い合わせはこちら」

クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル

尾上昇
尾上昇
大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。

メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。

メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。

メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。

メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。

”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。

コメントを残す