季節の変わり目には襟部分や脇部分の汚れやシミや汗等は徹底的に取り除いておきましょう

特に襟部分や袖部分のお肌の擦れる皮脂汚れの付いている部分から変色が起こり色が変わってきてしまいますよ。

はい、毎年4月の最初の10日間程は寒の戻りがあり肌寒い日が続きますが、流石にダウン製品や毛足のあるコート等はもう必要ないですね。

特にアウターのお洋服の場合ですと、お肌が直接触れやすい襟部分や袖部分には皮脂汚れが発生して色が変化していると思います。

ヘビロテで着用しているお洋服は確実に襟回りや袖口には皮脂汚れが付いておりますので、クリーニング屋さんの特別なコースや「特殊染み抜き」で取り除く必要が有ります。

おはようございますオノウエです。

色柄物のお洋服場合には特に変化して仕舞う事が多く、変化して仕舞ったシミをや変色をそのままにしておくと空気中の酸素と反応してもっと変化する可能性もあるんですね~。

 

お直し前にシッカリと汚れやシミは取り除けば来年着用する時でも黄ばんだりする事なくスッキリと着用する事が出来る様になります

実はですね、季節の変わり目にはメンテナンスをシッカリすると言っても、普通にクリーニング屋さんにクリーニングをお願いするだけでは取り切れない汚れがあります。

クリーニング屋さんのクリーニング方法である「ドライクリーニング」とは、水で洗うと縮んだり型崩れしたり色が出るようなお洋服を生地にダメージによる変化を与えず水の代わりにデリケートに溶剤で洗う方法なのです。

溶剤とは平たく言いますと衣類洗浄用に特化して精製された油の様な性質をもつ「ドライゾール」(他にも種類はあります)と言う液体を使った洗い方です。

専用の機械が必要で排水が発生せずに水を一切使わない洗濯方法であり、お家では取り除く事が難しい油汚れを取り除く事が得意なお家では絶対に出来ない洗い方がドライクリーニングなんですね。

ただし弱点もあります。

水溶性の汚れである汗や食べこぼし等の汚れに対しては非常に効果が弱く落とし切れないのです。

ですので部分的な「特殊染み抜き」や「Wクリーニング(ウエットクリーニング※水を使ってデリケートに洗う特殊な洗浄方法)や「全体漂白」と言う別のコースがお洋服の状態に寄っては必要になってくるのです。

今回お預かりのジャケットの襟汚れや黄ばみも、「特殊染み抜き」や「全体漂白」と言う特別なコースを行う事によってかなり綺麗にお仕上げする事が出来ました。

これで来年の着用時まで安心して長期保管が出来ますね。

この様に衣替えのお直しをする前に一度綺麗にしておけば長期保管中も安心ですので、もしも汗や食べこぼしのタンパク質や皮脂の脂が酸化してしまって生地の色が傷んでしまっても是非ともご相談下さいね♪

【遠方の場合の衣替えの染み抜きのご相談はこちらまでご連絡くださいませ】

ではでは~。

クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル

尾上昇
尾上昇
大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。

メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。

メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。

メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。

メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。

”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。