長期保管中に時間が経つと発生した落ちにくそうな茶色や黄色の周りの色よりも濃いシミには要注意です

かなり古いと思われるシミでも基本的には染み抜きは可能ですが生地の劣化が進んでいる場合ですとかなりのリスクを伴います

はい、長期にわたって生地に影響を与えたシミの場合にはその部分の生地にはかなりの負担が掛かってしまっています。

見た目の目には見えませんし分かりませんが、生地の繊維が劣化により瘦せて細くなってしまい洗ったり部分的に触ったりした場合にはその負荷により少しの衝撃で繊維が切れてしまいます。

おはようございますオノウエです。

そう致しますとその部分だけ細かい起毛が脱落して無くなりますので、生地が薄くなったり毛足が少なくなったり感じが変わってしまった様に見えてしまうんですね。

 

弱っている生地や繊維はお洗濯やシミを取り除く際に掛かってしまう負荷に耐えきれなくなり生地の消失や色抜け等の危険性を伴ってしまいます

その様な事が起こってしまわない様に細心の注意を払いながら慎重にお仕事を行うのですが、お品物によっては既に劣化が激しくかなり難しい場合もあります。

古いシミの場合には特に長い時間を掛けて浮き上がってきただけあり、そう簡単には取り除く事が出来ずに手間と時間が掛かる場合も有ります。

ですが、もしも生地にダメージがあり色(色素)が変化したり無くなっても、色が抜けていた場合などには「色修正(染色補正)」を行う等の特殊技術による色々な修正方法があります。

物理的に既に穴が開いている場合にのダメージの修復はリフォーム等の選択肢になります。

総合的には現状よりも良くなる事が多くまたお気に入りのお品物をもう長く使用出来る様になるケースが殆どですのでそんな時には是非ともお声かけ下さいませ。

ではでは~。

「お洋服でもお洋服以外のお品物の染み抜きでもお困り事ご相談はこちら」

クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル

尾上昇
尾上昇
大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。

メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。

メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。

メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。

メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。

”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。