今から着用する予定の春物衣料はしまう前にクリーニングしてからしまっていますか
春物のお洋服の保管状況は大丈夫でしたか?
はい、そろそろ桜も開花し始めておりますし暖かくなる兆しが見えてまいりました。
ようやく春物のお洋服を用意する衣替えの感じになって来ましたね♪
ところで、
シッカリとクローゼットに入れる前にクリーニングは終わっていますでしょうか?
もし、クリーニングをしないままにお洋服を保管してあり、今から着用の為にクリーニングしようと思っているのなら、是非とも「虫害による穴」があいていないかを見て頂きたいんですね。
今、春物衣料をクリーニングすると言う事は去年の衣替えの時期に、クリーニングせずに1年間クローゼットで眠っていたと言う事になります。
と言う事は。
虫害を受けて生地が弱っていたり、ひどい場合には穴が開いていたりするんです。
おはようございますオノウエです。
虫はどこからでも入って来ますので注意が必要ですね♪
※Wikipediaより引用:成虫3mm
クリーニングから返って来た袋に入れてても衣類の害虫の予防には全くなりません
ええ、実は防虫加工が施されていない限り、袋に入れてても衣類の害虫の予防には全くなりません。
虫が外から飛んでくるのではなくて、実はお外でお洋服に『卵』がくっ付いてくるのです。
それがお家の中で孵化して幼虫がお洋服を食べるんですね。
特にお洋服を食べる害虫として有名なのがヒメマルカツオブシムシです。
ヒメマルカツオブシムシは衣類の害虫の中でも代表格です。
主にマーガレット等のキク科の花粉などを成虫は主食としています。
お洋服の害虫が気になる場合には、ガーデニングにマーガレットは止めておきましょう。
成虫はとりあえずその花粉を食べた後、死んでしまうまでに卵をに50個前後産みまくります。
この卵の状態で色んな所にくっ付き、お家の中に持ち込まれるのです。
お家に入る前にお洋服を軽くブラッシングしてからお家に入ると良いって言うのは、ホコリや害虫の卵をはらうと言う事なんですね。
とにかく予防策の防虫剤は必須アイテムです。
ヒメマルカツオブシムシの成虫をお家で見つけたら要注意ですね。
※Wikipediaより引用:幼虫4mm
ヒメマルカツオブシムシは一年間のうち300日ぐらいを幼虫の状態で過ごすんですね。
成虫は30日ぐらいほどで死んでしまいます。
この一年間の幼虫期間に衣類を食べまくります。
そこで、幼虫を近づけない為にも防虫剤は必要なのです。
防虫剤の成分は空気よりも重い為に、効果は上から下に降りる様に効きます。
特に開け閉めの多いクローゼットの場合には、下に防虫剤が有りますと内部に成分が充満するのにとても時間が掛かります。
その間にまたクローゼットを開けてしまいますと上の方には成分が届きませんので、防虫剤はクローゼット内の上の方に置きましょう。
もし穴があいていても修理してお直しする事は可能なのでご相談下さいネ♪
ではでは〜。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
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