お食事中にお洋服が汚れた時には特にオシボリでは絶対に擦らないでね

 

オシボリは塩素が残っている事もありますので使わないでね

はい、お食事中の出来事で特に汁物等に多いのですが「あっ!」と思うのもつかの間スーツに食べ物のタレが付いてしまった事ってありませんか?

そしておもむろに取ったオシボリでゴシゴシと。

それ!
絶対にダメですよーー!

特に濃色の黒やグレー等はすぐに白けてしいますので超危険です。

真っ白なら良いかと言いますと、帰ってからすぐにお洗濯するのなら問題はありませんが洗濯するまでに時間が経過する様なら問題になります。

何故問題になるのか。
それはオシボリには消毒洗浄に使った塩素が残っているかも知れないからなんです!

おはようございますオノウエです。
公衆トイレやスーパーのお手洗いも掃除に塩素を使っています。

そこの壁にお洋服が擦れただけでも塩素が付いてしまう恐れもある訳です。
そう考えると僕らが知らないだけで、塩素ってそこらじゅうに使われているんですね~。

 

塩素が濃色系のお洋服に付いてしまうと色を白くしてしまいます

画像の上の色が濃い生地は元々の色。
下の画像は擦って同じ生地が白くなってしまった画像です。

こんなお話聞いた事ありませんかね?
『お洋服の汚れを取る時には、決して擦ってはいけませんよっ!』
って。

そうなんです。
オシボリの場合は塩素が付いている事もありますが、もう一つの擦ると言う行為もお洋服にとって良く無い事です。

擦るとお洋服が白くなるのには理由があります。
その白くなる原因は大きく分けると大体2つに分かれます。

原因の1つ目

一つ目は擦った事によって色素が痛んで色が抜けてしまう事です。
なぜ擦るだけで色が抜けてしまうんでしょう?

実はオシボリには殺菌の為に塩素が使用され洗浄されています。
ですので、このオシボリに洗浄時に完全に取れずに残った塩素が生地に反応して色が抜けてしまう事等もあるんですね。

2つ目の原因

擦る事によって起こる物理的現象です。
実はどちらかと言うとこちらの原因の方がほとんどの白くなる現象の原因を占めております。

擦る事によって糸がササクレてしまい人間の目にはそのササクレが光を乱反射して白っぽく見えるようなります。

この現象を白化現象と言います。
これは糸そのものがダメージを受けて起きていますので糸を元に戻す事は出来ません。

 

応急処置はコチラです♪
油の場合 ⇒ もし大事なお洋服に油が付いてしまったらこんな応急処置が有効ですよ

食べこぼしの場合 ⇒ 白色のシャツに飛び散った味噌汁の素を1分で取る方法

 

ちなみに無くなった色を元の状態に直す事は可能なのか

はい、普段お洋服を着用している間も摩擦のスレにより白化現象は細部で起きているのですが、過度の物理的な力が加わらない限り空気中の油分が付いていますので、摩擦のスレで白化していても比較的にそんなには目立たないのです。

でも、シミがついたからといって擦ったりするとすぐに色が抜けた様に見えたりします。
さらにこれをドライクリーニングする事によってもっと顕著に見える事もあります。

でも実はある程度直せるんです。
その方法としては色んな種類があります。

糸の物理的なダメージは治せませんが目立たなくする事は可能です。
ぜひプロのクリーニング屋にご相談くださいね♪

ではでは〜。

クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル

尾上昇
尾上昇
大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。

メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。

メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。

メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。

メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。

”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。