お家で洗っても取れない油汚れの殆どの場合には特殊染み抜きで取り除く事は可能なんですね
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洗っても取れない食べ物由来の油シミは普通に水洗いしただけでは洗い上がったお洋服に水に濡れた様な油シミが残ってしまう事があります
はい、先日の「出張染み抜き実演」でお受けいたしました淡色のパンツですが、濡れて乾かない様なシミが全体的に発生しておりました。
例えば考えられるのは外的な要因で付いてしまった油シミは勿論の事、もしかすると柔軟剤等が過度に付着してしまい濯ぎ不十分により全体的に油の様なシミになってしまった可能性もあります。
洗濯機には洗剤を入れる専用のポケットや柔軟剤を入れる専用のポケットもありますので、衣類の上に直接かけるのではなくその様なポケットを活用すれば柔軟剤の濯ぎ不足のシミは解消する事が出来ます。
おはようございますオノウエです。
今回の場合は何が原因かは分かりませんが、油のシミである事は確実ですので先ずは油性の染み抜きで取り除きます♪
お洋服に付いた中々落ちないシミは幾重にも重なる層になっておりますので順番に取り除く必要があります
今回の様な油のシミの場合には多少でしたらなら台所用の中性洗剤を少しだけそのシミの部分に塗り込んで、直ぐに洗えば取れる事も多く少しの手間で普通に洗うだけで取り除けます。
因みにこちらがお洋服に付いていた洗濯表示のタグです。
中性洗剤が使用出来るトリアセテート63%でポリエステル37%のお品物なのですが、付いている洗濯表示から読み取れるのはこちらになります。
※「40度を限度として手洗いが出来る」=40度以下のお湯は使えます。
※「塩素系漂白剤は使えない」=酸素系漂白剤は使えます。
※「タンブル乾燥は禁止」=タンブル乾燥とはグルグル回る乾燥機の事です。
※「150度限度でアイロンが出来る」=アイロンの底の温度が150度という事です。
※「石油系溶剤による弱いクリーニングが出来る」=クリーニング屋さんのドライゾールと言う溶剤を使った機械力弱めの洗い方の事です。
※「非常に弱い機械力のウエットクリーニングが出来る」=ウエットクリーニングとはクリーニング店のプロが行う特殊な水洗いの事で、洗いから仕上げまでの一貫を含めてウエットクリーニングと言います。
この洗濯表示の情報からは以上の事が分かるんですね。
あくまでもメーカー推奨のメンテナンス方法であり、お洋服に付いてこれらの方法に忠実に行った場合に何か不具合が起こった場合にはメーカーさんの保証を受ける事の出来る対象となります。
しかし上記の洗濯表示以外の方法を使った場合にはメーカーさんの保証は受ける事が出来ないという事にもなります。
今回のお洋服は油汚れが濃く付いてしまった部分だけ先に染み抜き処理を施して、後に全体的な油溶性と水溶性処理を行い完全に取り除く事が出来ました。
お洋服に付いている洗濯表示がドライクリーニング×のドライクリーニングが出来ないという表示ですと、油性の洗浄やシミ抜き処理には弱いお洋服と言う事になりますので注意が必要です。
お洋服の洗濯表示からでも沢山の情報を得る事が出来ますので、気になる場合には一度シッカリと見て見る事も大事なんですね。
洗っても取れないシミを取ろうとした時には、それ相当のリスクもある事を考えないといけませんので注意が必要ですね♪
もしも気になるシミがございましたらシミ抜きのご相談はこちらまでお願い致します。
「お家でのお洗濯で油のシミが取れない時のメールでのお問い合わせ」
ではでは~。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。