衣替えでクリーニングしたお洋服に掛かっているビニール袋は外してね
Contents
クリーニング屋さんの袋は外した方がいいのでしょうか?
はい、クリーニング屋さんでクリーニングをお願いした時に、かならず袋に入ってお洋服が返ってきますよね。
それって取り外していますか??
実はこのビニールの袋は、あくまでも運搬時や保管時にキズやホコリが付かない様にする為だけに被せて使われています。
保管をする時にそのままビニールを被せて保管して下さいっていう事ではないんですね。
では、そのままにビニールを被せてクローゼットに直して長時間経つとどうなるんでしょう?
イメージは他のお洋服にもあたる事がないし、ホコリも被らないしいいんじゃないの?
って思うかも知れませんが色々と事件が起こります!
おはようございますオノウエです。
クローゼットに袋をかぶせたまま長時間直しているとこんな事が起きます。
お洋服のクローゼット長時間保管時には気を付けたい3つの事
この3点の事は実際に袋に入れたままでの長時間保管した場合に起こった出来事です。
これらの事は十分に起こりうる事ですので気を付けましょう。
その原因と対策を少し書いて見ました。
①外気との温度差によるカビの発生
②暖房器具から出るガスによる化学反応の変色
③通気性のある袋でも隙間が無ければ意味がない
①外気との温度差によるカビの発生
ビニール袋に入れたままの状態ですとビニール袋の外側と内側に温度差が生じます。
それは湿気の発生をうながしカビの発生を手助けしてしまう事になるんですね。
特に普段あまり着用する事のない礼服等に多くみられます。
必ずビニール袋から出して気温差による湿気が発生しない環境を作りましょう。
たまにクロゼットを全開にして風を通すと湿気が取れます。
後は湿気取り剤の活用ですね。
ちなみに僕の家では、オカモト株式会社の水とりぞうさん550ml をアチコチに使っています。
かなり湿気が取れるので重宝してますよ♪
②暖房器具から出るガスによる化学反応の変色
ちなみにビニールに使用されている成分がストーブや石油ファンヒーター等から発生する微量のガスと結合してお洋服を変色させてしまう事もあるんですね。
さらにビニールの隙間を狭い通り道にして濃度の濃いガスが通った時に線状に変色指せたりする事もあります。
防ぐ方法はもちろんビニール袋を外す事ですが、カビの発生と同じように換気が有効になります。
ガスがたまらない様にする事が大事ですね。
ちなみに僕の家ではストーブもガスファンヒーターも使っていません。
使うのはホットカーペットとたまにエアコンぐらいですね。
それで真冬も乗り切っています(笑)
③通気性のある袋でも隙間が無ければ意味がない
最後に、よくホームセンターやスーパーでも売っている通気性のある袋があります。
中にはビニール袋自体に防虫効果のある特殊なビニール袋も売っています。
コレさえ使えば通気性も良いし取り外さなくても安全!
と言いたい所ですが、
実は、お洋服とお洋服の隙間が空いていないと全く通気性の意味がありません。
隙間が開いていて空気の通り道が無いと換気にもなりませんからね。
過信するとイケません。
対策としては、通気性のあるカバーをしたままお洋服をクローゼット内にかける時には必ず隙間を開けましょう。
お洋服を隙間なくピッタリと詰め詰めにクローゼットに入れたりしない様に心がけて下さいね。
以上3点に注意すればカビや変色を限りなく防ぐ事は可能です。
あと衣類の害虫に関しては、防虫剤を置く時にはクローゼット内の上の方に置くかぶら下げるかして下さいね。
防虫成分は空気より重たいので上から下にさがります。
と言う事で、衣替えのお洋服をお家で保管する時の参考にしてくださいね♪
ではでは〜。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
-
大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。