家庭用洗濯機でのダウン製品や防水製品(防水シーツ)を洗う時には洗濯機の破損に要注意です!
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家庭用の洗濯機で水ハケの悪い防水シーツ(特に撥水・防水加工が施されたもの)を洗うのが推奨されない理由
はい、クリーニングISEYAのオノウエです。
以前に洗濯機で水が抜けにくい生地のお洋服を洗濯機で回したら、洗濯機がガタガタと音を叩てて壊れるかと思ったとのお話を頂きました。
実は水が浸透しにくい衣料は生地の間に水が溜まってしまい、その重さでバランスが崩れて回転中に回転軸がぶれて洗濯機の破損に繋がってしまう事があるんですね。
その注意点を書いてみました!
1. 排水不良
洗濯機の故障リスク回避として防水シーツは水を通しにくい構造の為に洗濯槽の中で水がシーツ内にたまり水の流れが極端に悪くなります。
その結果に洗濯槽のバランスが偏ってしまい悪くなるので排水もうまくいかず、洗濯機が止まったりエラーが発生します。
長期的にはモーターや排水ポンプに負担がかかり、後の障の原因になる事になる恐れがあります。
2. 脱水時の強い振動・騒音
水を含んだままの防水シーツは重くなり脱水時に回転バランスが崩れる為に、ガタガタと大きな振動や音が発生しやすくなります。
それだけではなく洗濯機自体が動いてしまい、最悪の場合には洗濯機や周辺に被害が出て破損する恐れもあります。
3. うまく洗えない可能性
1,2,を踏まえて水が染み込みにくい性質により洗剤や水が十分に行き渡らず、汚れが落ちにくくなってしまい中途半端に洗われてしまうといった事が起きやすいです。
安全対策
以上の事から家庭用ではかなりのリスクがありますので「大型コインランドリー」にある「防水対応」の洗濯機を利用したり、浴槽などでの手洗い押し洗いした後に人力で絞り自然乾燥を行う事が対策になります。
洗濯機によっては「防水モード」がある場合もありますが、過信せずに説明書に沿って使用しましょう。
兎に角は水を吸いにくい若しくは水が抜けにくい製品はクリーニング屋さん等のプロにお任せする選択を選ぶ事も大事です。
洗濯機や周りの壁が破損したり怪我をしてしまってからでは元も子もありませんからね。
ご家庭用洗濯機でのダウン製品や防水製品や防水シーツの取り扱いには特に注意したほうが良いですね。
ではでは~。
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クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル

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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
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