何故一度しか着用していなくてもお洋服の襟元は黒くなったり黄色くなったりして汚れるのはどうしてなの?
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着用している回数ではなく着用時にどれだけ動いたかが汚れの原因になる
はい、お洋服の襟元ってそんなに着用している時間が長くなくても、直ぐに黒く汚れたり時間が経つと黄色くなったりいたしますよね。
実はそれって、一度しか着用していなくても皮脂汚れは付く時には付いてしまうんです。
お洋服の着用時に当然の事ながらジッとしていなくて動きますよね。
動きますとその時にお洋服とお肌が直接触れて擦れたり致します。
そして、それが一番起きやすい部分というのが大体の場合には襟元か袖口になります。
その部分のお洋服の生地とお肌が擦れる事によって、汗汚れや皮脂汚れが付着して目に見える場合ですと黒く汚れて見えます。
そして目に見えない場合ですと、時間が経ち後から黄ばみが出て来たりするんですね。
擦れた上で汚れておりますので言うなれば傷口に泥を摺込んでいる状態なんです。
ミクロの世界で考えると、生地の糸が人体との摩擦でささくれている所に皮脂汚れや汗の成分が入り込んでいき汚れていきます。
ですので、
余計に繊維に汗汚れや皮脂汚れが奥まで浸透してしまい、その後には洗うだけでは取れにくくなったり致します。
思い出してみてくださいませ。
毎日ワイシャツやブラウスをお家で洗っていても、何となく洗いあがった時の襟元の汚れやキバミが気になったり致しませんか?
おはようございますオノウエです。
実はそれって、お洋服を着用中に生地が擦れて汚れが入りやすい状態になっている襟元や袖口の所に、空気中に舞っているススやホコリが皮脂汚れや汗の成分とくっ付いてお洋服の生地の中に入り込んでしまった結果なんです。
それこそが「襟元や袖口だけがやたらに汚れたり黄ばんだりする」原因なんです!!
皮脂が接着剤の役割になり空気中に舞っているススやホコリをくっ付けて摩擦によって弱ってしまったお洋服の生地の中に皮脂汚れや汗の成分と一緒に入り込みます
この場合のススは、ススと言っても空気中に舞っている排気ガスや、家庭からの排気等やクルマや自転車によるタイヤの粉塵等が混じったモノの事を言います。
それらの汚れの最大の特徴は、「油にも水にも溶けない微粒子の固形物」と言う事なんです。
ですので当然に洗剤や漂白剤では取れない訳なんですね。
これらのススを取り除く方法は物理的に生地から浮かして吹き飛ばすしかありません。
ススを取り除くには生地からススの成分を浮かして、その浮いている間に物理的に力を与えてススを取るしか方法はありません。
後のキバミは基本的には色素ですので漂白で落とす事が可能です。
と言いましても温度や濃度や時間を調節しないと簡単には取れませんし調整をしない場合には生地を傷めてしまう事もあります。
ご自分でされるにしても中々時間もかかりますしリスクも大きいですので気になる場合にはご相談下さいね♪
ではでは~。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。