お肌に触れる部分が多いお洋服は皮脂汚れが取り切れずに残っておりますと後に変化する事があります

毎日洗っていてもお洗濯では落ち切れない皮脂汚れが多い夏物衣料はシッカリと「皮脂汚れ」を落としてからお洗濯致しましょう

はい、一口に「皮脂汚れ」って言っても良く分かりにくいですよね。

皮脂汚れとは体の表面を覆っている脂の事で皮脂汚れの「脂」とは常温では液体ではない脂肪の事であり、同じ読み方の「油」は常温で液体の「油」であり「脂」とは少し違います。

おはようございますオノウエです。

何もしなくても体から浮き出てくるのが「脂」で体に油膜を作り守っているのですが、これがお洋服に付いてしまいお洗濯で取り切る事が出来ないとシミや黄ばみの原因になるのです。

 

突発的なシミも乾いて目に見えなくなったとしてもお洋服の生地には付いているままの場合には時間が経ってから後に浮き出てくる事があります

お洗濯では完全に落とせなかった食べこぼしや皮脂汚れは、その保管環境によっては黄色いシミになり浮き出てきてしまうリスクが発生致します。

透明に近い様な飲み物等は乾くとシミが見えなくなりますが、その成分は付いているままですので早めに取り除く必要があるんですね。

今回の事例も何かしらの飲み物が付着後にどこに付いてしまったのか見えなくなり、その後に目に見える様に浮き出てきたと思われる黄ばみでした。

そんな時にはシッカリと黄ばみの上に張っている油膜を「特殊油性処理」でシッカリと除去した後に、「特殊部分漂白」を行い黄ばみの部分だけピンポイントに取り除きました。

飲料等の成分や植物の色素がわずかでも残っていれば、見えない状態でもその成分は時間や温度等の環境により黄ばみとして浮き出てきたり変色を起こすので早めに対処致しましょう。

ではでは~。

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クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル

尾上昇
尾上昇
大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。

メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。

メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。

メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。

メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。

”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
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