お洋服を洗わず数年仕舞っているとどうなるのでしょう
着用していなくても色は変わる
はい、基本的には保管状態によりますが、ウール製品や綿製品は、一度も着用していない場合ですと、織り目や一番外側の生地が、紫外線や、暖房器具等のガスにより、色が変わる事が有ります。
着ていなくても、生地の状態でも変わる事があるんですね。
ですので、当然着用した衣類の場合には、着ていないお洋服に起きる現象はもちろん、それ以外にも色々な変化が起こります。
例えば、着用致しますと人間の皮脂汚れと言われる、タンパク系の汚れが付きます。
お洋服を着て活動していますと、さらには空気中の油煙や、スス、ホコリも付きます。
さらには、食べこぼしや、突発的なシミも付きます。
着用していないお洋服や、お洋服にもなっていない生地の状態でも変化が起こりうるのに、着用して、その状態でそのままにしておくとどうなるのか、大体想像が付きますよね。
おはようございます、シミ抜き修復師のオノウエです。
もちろん、頻繁に洗わなくても、お品物によりますがブラッシングや陰干し等でメンテナンスをすれば、長持ち致しますよ♪
洗わない選択ってありえるのか
例えば、エリに付いたリアルファー等は、外的要因で部分的に汚れが付いてしまった時以外は、シーズンオフまでの自己メンテナンスで十分です。
ブラッシングなどを家の外で行い、外部でくっついたホコリや、衣類の害虫の卵等を払って取ります。
そうすれば、頻繁にクリーニングしなくても、いいですよね。
必要を感じなければ、クリーニングしないという選択肢もあります。
しかし、『洗わない』と言う事は、覚悟をしておかなければならない事が有ります。
一度でも袖を通したら、メンテナンスしておかないと、皮脂の汚れが時間と共に糸にダメージを与えて、経時劣化が起きてしまいます。
さらに、長時間洗わずに放置後、久しぶりにクリーニングすると、色落ちや変色等の異常がハッキリと表に出てしまう事が多いようです。
長く大事に、お洋服を着たいなら、やはり洗う事は重要ですよね。
洗わなくても良いお洋服は無い
ええ、『自分は全体の汚れは気にならないが、このシミだけは絶対にとって欲しい』とか、『このシミは気にならないんだけど全体のくすんだ汚れを取って欲しい』とか、人それぞれの価値観はあると思います。
しかし、お洋服全体の変化を起こす成分はヤッパリ取り除かないと、必ず弊害が起こります。
クリーニング屋に相談は、タダで出来ます。
クリーニング屋は、お客様が何を望んでいるかをお伺いして、そして、いかに喜んで頂けるかを常に最優先考えています。
相談は無料です。
もちろん、答えは一つではないので、信頼の出来るクリーニング屋さんにぜひご相談下さいね♪
ではでは~
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。