汚れとシミって何が違うんでしょう?そこんトコ聞かせて欲しい
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汚れとシミの違い
『汚れ』とは、全体的に面で付着している状況で、通常のお洗濯でも十分落ちるのが汚れです。
『シミ』とは、部分的に対象物に点で付着したり、突発的に付着してしまったりしている場合や、通常のお洗濯では落ち切れない汚れが、シミと言います。
大まかに分けますとこういう事になります。
クリーニング屋では定められた定義が無い為、お店によっては解釈がバラバラになります。
因みに、この上のビフォー&アフター画像は、その定義から行くと『汚れ』に該当いたします。
そういう観点から言うと、この下のビフォー&アフター画像は、『シミ』と言う事になります。
おはようございます、シミ抜き修復師のオノウエです。
プロは、見た目と、手触りと、付いた時の状況や付着物の名称などを聞いただけで、だいたい通常のお洗いで落とせる汚れか、部分的にシミ抜きしないといけないかの判断が可能です。
基本的には、お家で落ちなかった汚れや、取れなかったシミの付いたお洋服が持ち込まれる事が多いので、ほとんどシミ抜きでのお預かりが多いですね。
シミ抜きとは
お洋服によっては、全体的には汚れていないけど、一か所にだけ気になる何かが付いている。
そんな時ってありませんか?
全体を洗えば、洗う事によって与えなくてもいい不要な負荷、をお洋服に与える事も有ります。
ですので、気になる箇所だけを部分的にシミ抜き処理をする事によって、通常の洗い等で衣類全体に負荷を与える事無く、衣類のダメージを軽減出来るのです。
取り切れなかった汚れはもちろん、必要なシミだけを取り除く作業も可能なんです。
シミの種類の見分け方
①水溶性
生地の表面に、水の細かい霧吹きをかけると、シミとシミの周りに境目が出来て、水溶性のシミが付着しているのが分かります。
②油溶性
生地が油のせいで薄く透けたような感じに見えます。 生地によっては手触りも変化します。
③不溶性
顕微鏡で見ると、繊維に絡みついた粒子状の固形物が見えます。 要するに、ホコリ・スス・泥・墨・粉・花粉等を言います。 錆や、カビなんかもこの部類に近いです。
これらのを取るのがシミ抜きです。
有料にはなりますが、お家で取り切れない場合にはオススメいたします♪
ではでは~。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。