「いつ？」「どこで？」付いてしまったのかスレた様な汚れの場合に考えられるのはポリウレタンの劣化です
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皮革製品の中でも人工皮革や合成皮革と呼ばれる化学的に作られた皮革に似せた革製品にはポリウレタン樹脂が使用されておりそれらすべてのお品物には「寿命」があるのです
はい、全然身に覚えのないスレの様な汚れをお洋服の肩部分や襟部分に付いているのを発見した事はありませんでしょうか？
実はソレ、
人工皮革や合成皮革で作られているバッグのストラップが劣化して擦れ汚れが付いた可能性があります。
「購入したのは最近なのにそんなはずはない！」
と思われがちですが、実はそのお品物の「寿命」は販売購入されてからではなく、生地が製造されてから5年から10年で劣化が目に見えて現れてくるんですね。
この様な人工的に作られた皮革に似せた製品である人工皮革や合成皮革は、製造された時点から空気に触れる事によって徐々に酸化して劣化が始まっております。
作られた瞬間から劣化が始まっているんですね。
おはようございますオノウエです。
今回の様な擦れ汚れの場合には、お洋服の身の回りに身に着ける人工皮革や合成皮革がに使用されておりますポリウレタン樹脂が劣化してベトベトになったり剥がれたりしていないかを先ずは疑いましょう。
もしも生地にベト付き感を感じた場合には製品の寿命ですので少しなら延命をする方法はありますが基本的には時間が経つにつれて劣化が更に促進しいずれは使用不可能になってしまいます
例えばお洋服のパイピングや部分使いの人工皮革や合成皮革が使用されている部分には、時間と共にいづれは劣化が発し致しますのでその時には応急処置をしても劣化の進行は防ぎ様がありません。
ですが、人工皮革や合成皮革の部分を本物の皮革に交換すればこの様な劣化は致しません。
いわばお洋服のリフォームですね。
今回の場合はお洋服に付いているスレ汚れの染み抜きですが、その汚れやシミが気が付かない間に付いてしまった場合にはその根本的な原因を考える事も大事です。
この次に同じ様な事が起こった場合には特に、人工皮革や合成皮革の劣化による汚れを付着と考えて原因の究明にあたる事も必要だと思います。
いづれにせよ、今回の綿コートの襟や肩部分に付いてしまった黒い擦れ汚れは綺麗に取り除く事が出来ました。
「いつ？」「どこで？」付いてしまったのか分からない様なスレた汚れの場合には、人工皮革や合成皮革等の化学的に作られた皮革に似せた革製品の劣化を疑いましょう～。
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ではでは～。
クリーニングＩＳＥＹＡシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーＣＡ／京技術修染会認定修復師／京技術修染会関西地域認定講師／クリーニング師／と複数の専門資格を習得。
メディア：株式会社商業界発行・ファッション販売２０１６年１２月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア：漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第２巻と第３巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア：吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ～男性のための暮らしに役立つ簡単家事術～講座」開催いたしました。
メディア：摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単！キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
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