キナリのお洋服を洗う時には使う洗剤は選びましょう
一部の洗剤の中には白いものをより白く見せる成分が入っています
はい、最近ご相談いただきましたのが、キナリのお洋服の汚れを取ろうとして洗剤を部分的に付けて取ろうとしたところ白くなってしまったと言うご相談でした。
キナリとは、ちょっと黄色がかった白ではない感じの色(黄ばみ)の事です。
そのお洋服は蛍光灯の下では微妙に色が白くなっているのですが、外に出て太陽光を浴びるとより一層白く目立つそうなんです。
そこで、そんな時には活躍するのがブラックライトです!
⇩⇩以前のブログにも書いています
「ついついアチコチ照らしてしまうライトを入手致しました」
ええ、このライトで照らしてみますとムラサキ色の中に白く点々が見えます。
これがいわゆる「蛍光剤」です。
目に見えやすくなったのは、このブラックライトのムラサキ色の光の影響なんですね。
「蛍光剤」の他にもB2や尿素に反応するのです。
それでキナリのお洋服が白く見えたんですね。
おはようございますオノウエです。
「蛍光剤」は白いものをより白く見せる為の染料のようなものなんです。
洗剤には蛍光剤入りと無蛍光の洗剤がある
この画像は、左側が白いワイシャツで、右側がティッシュです。
このように、ティッシュのような直接お肌に触れるようなものにはほとんど入っていません。
ワイシャツのように白く見えないといけないものには、製造の段階から入っている事が多くあります。
この染料のような薬品には、キバミを白く見せる効果があります。
ですので、キナリのお洋服が洗剤のついた部分だけ白く見えるんですね。
ちなみに1度生地に浸透した「蛍光剤」はほとんど取れません。
ですので治す方法としては無蛍光の洗剤で何遍も洗うか、逆に「蛍光剤」の入った洗剤で洗い違和感を薄めるかの方法ぐらいです。
そりゃ簡単に取れたら困りますからね。
白いワイシャツがすぐに黄色くなりますもんね。
という事で、もし洗濯やシミ抜きに洗剤を使う場合には成分表をみてから使いましょう。
基本的には「蛍光剤」が入っている洗剤は白いお洋服に使いましょう。
ちなみに人気の固形石鹸「ウタマロ」には「蛍光剤」が入っていますが、「ウタマロリキッド」タイプには入っていませんので、お洋服を洗う場合には使い分けましょうね♪
ではでは〜。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
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