マニキュアがお洋服に付いた時に除光液を使ってはダメな繊維それは「アセテート」という繊維です
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マニキュアの除光液は爪の様な硬い物質に付いてしまった時には取り除くのに有効ですが生地に付いた場合に使用するのは不向きです
はい、最近では時間短縮の為に学校の送迎やお仕事の送迎のクルマでの移動中に、後部座席でマニキュアを使う若い方も増えている様です。
ですがやはり乗り物ですので揺れますからマニキュアをこぼしてしまい、生成りのワンピースに付いてしまったとの事でマニキュアのシミ抜きのご依頼を頂きました。
既にマニキュアの除光液を使ってマニキュアを取ろうとされた様でしたが、結果は白っぽくなってしまい、マニキュアは全く動かなかった様です。
マニキュアがお洋服に付いてしまった事はマニキュアを使う方でしたら1度はあるかとは思います。
そこで応急処置として行う事が多いのが除光液を使って拭き取ると言う事です。
ただ、爪についたマニキュアは除光液で取れますが、お洋服に付いたマニキュアは実は爪の様にはいかないのです。
おはようございますオノウエです。
その原因は爪には浸み込みませんがお洋服は布で出来ており浸み込んでしまいますので、繊維内で固まってしまい取り除くのに生地や染料にダメージが起こるからなんですね。
マニキュアがお洋服に付いてしまった時には洗剤やしみ抜き剤や除光液をご家庭で使用致しますと広がる恐れがありますので要注意です
実際にご自分で除光液を使ってのシミ抜きされた場合には、ほとんどの場合が完全に取れない状態で広がったり他の部分に色移りした状態でクリーニング屋さんに再度シミ抜き依頼される事が多いのが現状です。
それに絶対に除光液を使ってはダメな繊維が存在いたします。
それは「アセテート」という繊維です。
除光液には「アセトン」という油分を溶かす薬品が多く含まれております。
それが「アセテート」という木材パルプのセルロースが原料である半合成繊維を溶かしてしまいますので、生地が溶けてしまい硬くなったり溶けて穴が空いたりするんですね。
特にドレスに使用される事やお洋服の裏地などにも使用される事が多い繊維ですので、ドレス着用時のままのマニキュア使用は特に要注意です!
同じような繊維で「トリアセテート」という繊維もあり、除光液は「アセテート」と「トリアセテート」の両方を溶かします。
ネットで検索すると除光液を使うとお洋服に付いたマニキュアは取れると言う様な情報が実際に載っていますが、実は付いてしまった側のお洋服の形状や繊維の情報までは載っていません。
ですのでお洋服は千差万別ですから除光液を使うのは危険なんですね。
今回は生地にも染料にも全くダメージが起こらない状態で綺麗にマニキュアを取り除く事が出来ました♪
そういう訳で衣類にもしもマニキュアが付いてしまった時には、出来れば何も触らずにプロにおまかせ下さいませ。
近くのクリーニング屋さんでマニキュアを取ってもらえない場合にはぜひご相談下さいね。
ではでは~。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
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