お花見で付いてしまった汚れを落とす時に使える、『3つの方法』
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お花見はお洋服が確実に汚れますよね
はい、体感的にはまだまだ肌寒い日々が続きますが、そろそろ春が近づいてきましたね。
待ちに待ったお花見も、もうすぐです♪
皆でお弁当を広げたり、広い所ではバーベキューなどもアリ、飲んで食べて想像するだけでも楽しそうですよね。
そこで、よくあるのが食べこぼしや飲料等の汚れですよね。
そして、お家のお洗濯では落ちにくい、バーベキューに使う焼肉のタレや、焼きそばのソース等のシミや、アルコールやジュースのシミが、ほぼ確実に付く事が予想されます(笑)
おはようございます、『京技術修染会』認定の、シミ抜き修復師オノウエです。
急なアクシデントに対応する為に、真っ白のタオルを2~4枚ぐらいと、水筒に水を入れて用意いたしましょう♪
アウトドアでの汚れや食べこぼしの対応方法とは
ええ、汚れとしてはオーソドックスですが、最初の処理を間違えると、落ちにくい汚れに変化してしまう恐れがあるんですね。
お食事の時にお洋服に付く汚れやシミは、ほとんどが水に溶ける汚れ(水溶性)の場合が多いです。
クリーニング屋さんでは、基本的に油性の溶剤で処理を行った後に水性の処理を行い、残った色素のシミは部分除去いたします。
でも、いちいちクリーニング屋にクリーニング代金を払ってまで、シャツをシミ抜きするのはチョット・・ と、思う事もありますよね。
そこで、『自分で何とかしたい!』 と言う方には、その応急処置の方法を3つ、紹介させて頂きますね。
もちろん、自己責任でお願いいたします。
お花見で付いてしまった汚れを落とす時に使える、『3つの方法』
①乾いた布でつまんで取る。(固形の汚れ)
固形物質の汚れは、付いたすぐの段階ではまだ生地に浸透せずに、生地の表面に乗っかっている状態ですので取りやすいです。
②水を硬く絞ったタオルで、裏表から押さえる。(ソースやタレ)
水性の汚れは、水分のみ生地に浸透しますが、それ以外は、固形物質と同様に、汚れは表面に乗っています。
ですので、シミに少量の水をくわえて、真っ白のタオルで、裏と表の両方から押さえて、汚れを貫通させて、タオルに移します。
タオルが汚れたら、また白い所で、これをシミが薄くなるまで繰り返します。
これがミソです、でも、絶っ対に擦らないで下さいね。
③触ってはいけないです!!(錆・泥・花粉)
不溶性のシミ(錆・墨汁・泥・花粉)は、薄くなればOKなら触っても良いんですが、絶対に取りたいのなら、触ってしまうと繊維に浸透して、取れにくくなりますので、触らずにプロのクリーニング屋さんにお持ち下さい。
特に不溶性の汚れは、プロでも最初の一回目の処理を失敗すると、繊維に絡みつき完全に落ちない状態になる事があります、お気を付け下さいませ。
以上、応急処置『3つの方法』、を紹介いたしました。
シミ抜き処処理は早めの方が良い
基本的には、汚れを出来るだけ早い段階で処理すれば、ほとんどの汚れは除去出来ます。
特にウール製品は、繊維が水分を弾きやすいので、だいたいの目安として、付いてからすぐなら50%は汚れの除去が可能です。
ええ、メンドクサイ場合には、もちろんプロにお任せ下さいませ。
ではでは~
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。