柔軟剤を使った後には濯がなくてもいいんですかとのご質問にお答え致しました
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柔軟剤は最後の濯ぎにだけ使います
はい、先日にこの様なご質問をお受け致しました♪
言われてみればクリーニング屋にとっては当たり前の事でしたので、
「どうしてそういう風に思うのだろうか?」と考えてみました。
その場合には色んな事が考えられますが、
1つは、もしかしてお洗濯をする時に洗剤と柔軟剤を同じ投入口に入れたり、そのままお品物の上に洗剤も柔軟剤もかけたりして直接入れていたりする事。
そうなると、柔軟剤を使った後でも濯ぐという行為が必要になりますね。
もう1つは敏感肌やアトピーの為に、化学成分には極力気を付けておられる事や過剰な香りを防ぐ事。
その2つでした。
おはようございますオノウエです。
2つ目の事でも考えると柔軟剤を使った後に、もう1回濯ぐというのもアリですよね♪
お洗濯洗剤と仕上げ用柔軟剤は用途が全く違うのです
ええ、洗剤の成分は汚れを取る事が主体の成分で、柔軟剤の成分は生地を柔らかく仕上げる事は主体の成分です。
洗剤の成分は、しっかりと濯いで生地に残らない様に洗い流さないといけません。
後々に変色等の原因になりますからね。
もしもメンドクサイから洗剤と柔軟剤を一緒に入れてしまえ!
って入れてしまった場合には、柔軟剤の成分を洗剤が汚れと思って攻撃致します。
その結果両方の良いところが失われてしまうんですね。
さらに言うとその結果、汚れ落ちも悪くなります。
お洗濯する時の基本的な順番はこんな感じです。
お洗濯時の基本作業
①洗剤は、洗剤の専用投入口へ入れる。
②柔軟剤は、仕上げ剤用の投入口へ入れる。
③洗剤で洗う
↓
④濯ぐ(1回ないしは2回)
↓
⑤最後の濯ぎに柔軟剤が入る
↓
⑥脱水
↓
⑦お洗濯終了。
柔軟剤の成分は濯ぎの中で拡散され、お品物の隅々まで成分が届きます。
そしてそのまま脱水で終了です。
柔軟剤の使用後に濯ぐ必要はありません。
柔軟剤の中の成分には、生地に浸透する為の界面活性剤や、抗菌剤や繊維潤滑剤や香料が入っています。
ですが、場合によっては濯ぐのもアリです。
基本的には柔軟剤を使ったその後に濯ぐ必要は無いですが、やはり残留成分や匂いが気になる方はもう一回濯ぐと言う方法も全然OKですよね~。
洗面器などでの手で押し洗いの場合には、柔軟剤は少な目で使用するか気になるようでしたらもう1回すすいでも大丈夫ですよ♪
結論:「柔軟剤を使ったその後に濯ぐ」それも場合によってはアリです♪
ではでは〜。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。