よく重曹が良いとか酸素系漂白剤が良いとかセスキ炭酸ソーダが良いとか聞くけどどう違うの

洗剤や漂白剤には色んな使い方と種類がありそれを決めるのが「液性」です

はい、よく洗濯に酸素系漂白剤よりも重曹を使えば良く落ちるとか、台所のシンク周りの掃除にはセスキ炭酸ソーダが良いとか聞いた事ありますよね。

でも実際にはどう違うんでしょう?
それは「液性」というのが違うのです。

それってどういう事かと言いますと、洗剤の入れ物の裏に付いている成分表示のラベルを見た事ありますでしょうか?

よく見て見るとそこに書いてあるんですね。
書いてあるのは「弱アルカリ性」や「中性」や「弱酸性」と言われる種類が書いてあるんです。

それが大まかに分ける分類になります。

そして「重曹」も「酸素系漂白剤」も「セスキ炭酸ソーダ」もすべて同じアルカリ性です。

タンパク質はアルカリ性に溶けますのでお洗濯やお掃除には有効と言う事なのです。

おはようございますオノウエです。
さらに言いますと「重曹」も「酸素系漂白剤」も「セスキ炭酸ソーダ」には分かりやすく効果を示す数字があるんですね。

それが「PH(ぴーえいち)」って言います。
この数字でほとんどの洗剤や薬品の効果は表す事が出来ますので、クリーニングのプロはこのPHと言う数字見てお洗濯やお掃除に使い分けたりするんですね♪

 

「PH(ぴーえいち)」を見ると結構面白かったりするんです「弱アルカリ性」や「中性」や「弱酸性」は数字で分かります

「弱アルカリ性」や「中性」や「弱酸性」の違い

 

「弱アルカリ性」表現の仕方:真っ白に
綿や麻を洗うのに最適です。
アルカリ性に弱いのは動物性の生地ですので、ウールやシルクを洗うのには向いていないと言う事になります。

例)

重曹(炭酸水素ナトリウム)PH8.2
酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)PH10.0
セスキ炭酸ソーダ(炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウム)PH10.2

 

「中性)表現の仕方:おしゃれ着洗い

何でもイケます。
全ての生地に対応してます。

例)

食塩PH7

 

「弱酸性」表現の仕方:お肌に優しい

ウールやシルクを洗うのに最適です。
酸性に弱いのは植物性の生地ですので、綿や麻などを洗うのには向いていないと言う事になります。

例)

過酸化水素水(2.5%溶液はオキシドール)PH6.0
クエン酸 PH3.0
酢酸 PH3.3

 

「粉末洗剤と液体洗剤」の違い

「粉末洗剤」は液体洗剤より溶けにくい分洗剤の効果が長く持続いたします。
「液体洗剤」は溶けやすいので効果は早めに発揮されますが持続性はありません。
汚れ落とし重視なら「粉末洗剤」、生地のダメージ軽減が重視なら「液体洗剤」のチョイスとなります。

 

※クリーニングISEYAのお洗濯セミナーより引用

 

特に洗浄力の高い「弱アルカリ性」の洗剤の中には、蛍光増白剤と言うより白く見せる染料の様なモノが入っている洗剤もあります。

代表的なのは固形洗剤の「ウタマロ石けん」ですね。
でも液体の「ウタマロ石けんリキッドタイプ」にはこの成分は入っていません。
色柄物も洗えるおしゃれ着用の洗剤だからなんですね。

ちなみに「中性」は濯ぎもしやすく洗える生地の種類も幅広いですが洗浄力の効果は弱いです。
しかし濯ぎ不足などで多少衣類に残っても衣類に対するダメージはほとんどないほどに安全ではあります。

 

もちろん、その他のお洗濯時の汚れ落ちやダメージの要因として考えなくてはいけないのが、洗剤の濃度や洗濯時や濯ぎ時の水の温度や時間です。

温度も高ければ高いほどタンパク系の汚れに対する洗浄力も上がりますし、時間も長ければ水に溶けない不溶性の汚れに対する洗浄力も上がります。

ただし生地に対するダメージも大きくなりますので注意が必要です。

この様に「弱アルカリ性」や「中性」や「弱酸性」の違いを加味したうえでお洗濯を致しますともっと面白いですよ♪

ではでは~

クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル

尾上昇
尾上昇
大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。