泥や花粉は落とす順番を間違えるとかなり落ちにくくなりますのでご注意を

泥や花粉が付いてしまったら真っ先に水分を与えるのはNGです

はい、もしも雨の日や雨上がり直ぐの時にスラックスやパンツにドロが付いてしまったり、お花を観に行った時に花粉が付いてしまったらどうやって対処していますかね?

そこで!
よくありがちな間違った方法として挙げられるのが、実は濡れたタオルやハンカチ等で拭く事なんですね!

でも、それの何がいけないのでしょう?

では早速お答え致しましょう♪
実は水分を与えてしまう事で泥や花粉は破裂して分裂し、より細かい粒子となり繊維の奥まで入り込んでしまうからなんです。

そうなってしまうと非常に取れにくくなります。

泥も花粉も元々は固形物質でして水にも油にも溶けません。
それが固まっているだけなので水分を含むと一気に破裂拡散いたします。

これと同じ原理が応用されているのが洗剤の粉や顆粒のお薬です。

マイクロカプセルで溶ける速度を調整はしていますが溶けると一気に破裂拡散致します。
そしてより細かくなって水分に溶けやすくなるんですね。

おはようございますオノウエです。
お話がそれてしまいましたが要するに水分を最初には使ってはいけないと言う事です。

お家のお洗濯でもそうなんですが、プロでもしみを落とす順番を間違えると取れなくなるんですよ。

不思議ですよね~。
でもその事を知っているのと知らないのではお家のお洗濯でも差が付きますよ♪

 

泥や花粉はいきなり水で濡らして石けんなどをゴシゴシ擦りつけて洗うのは順番が間違ってます

泥や花粉を取る時にまずしないといけない事は、もし水分を含んでいたら完全に乾かしてから乾いた状態の泥や花粉をブラシで叩き落とす。

これです!

ここで重要なのが濡れていたら完全に乾かして叩き落とすと言う事です。

先ほども説明いたしましたが、泥や花粉は水にも油にも溶けない固形の物質なのです。
要するに細かい泥や花粉の粒子であり固形の粒なんですね。

固形の粒なので当然、洗剤でも漂白でも化学反応でキレイに落とす事は出来ません。
だって水にも油にも溶けないんですからね。

ですので、乾いている状態の場合には叩くだけで生地から剥がれやすく取れやすいのです。
まだ大きな粒子の状態で乾いている状態の内に叩きまくって泥や花粉が薄くなるように致しましょう。

そして、
ようやくそれから洗います。

「泥や花粉がついてしまったら最初に水は使わない」

これめっちゃ重要です♪

と言う訳で、

とにかく洗う前に乾いた状態で、「これ以上叩いてももう泥や花粉が動きません!」
って言うぐらい叩きまくってから洗いましょう♪

ではでは~。

クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル

尾上昇
尾上昇
大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。

メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。

メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。

メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。

メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。

”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。

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