お家でのお洗濯時に洗剤を直接お洋服にかけてしまうと色が変化する場合があるのでお気を付けて下さいね
洗剤の原液がお洋服に長時間付いている状態は色が変化する可能性がある
はい、例えば生成りのブラウスのハズなのにお洗濯が済んで干した後に取り込んでシャツを畳もうとしたら、よく見ると所々が白くなってしまっていた何て事は経験ございませんか?
実際に起きた出来事なのですが、よくよくお話を聞いて見ますと夜中にタイマー予約洗いの準備をしている時に洗濯機の洗剤を入れるポケットに洗剤を入れずにお洋服上に直接掛けたとの事でした。
特に最近の液体洗剤の場合には濃縮タイプが多く、少量でも水で薄まる事を想定して効果を発揮するのですが、その分原液は通常の洗剤と比べて成分が濃いんですね。
ちなみにお洋服に直接かけている状態で長時間放置となりますと、夜の10時にセットして、朝の5時に洗いだす場合だと約7時間ぐらいお洋服に濃い洗剤が付いた状態で時間が経つわけです。
さらに今の季節なら温度の高い状態でもあり、洗濯機の蓋は閉まっていますので湿度も高く、その状態での時間もかなり長い時間になります。
ちなみにプロのクリーニング屋さんでも、濃度、温度、時間と言うのはシミや汚れを取るのにあたって非常に重要なファクターであります。
その状態が意図せずにお洗濯の準備段階で行なわれてしまい、汚れで定着が弱まっている色素にダメージが蓄積されて、その後にお洗濯した時に変化がお洋服に表れてしまって色が変わったり色が抜けてしまったりすると言う事なんだと思います。
おはようございますオノウエです。
この様なトラブルを防ぐ方法は簡単な事なのですが、洗剤をお洋服には直接かけない様にするだけで解決致します♪
液体洗剤や粉末洗剤や柔軟剤を入れる場所は決まっています所定の場所に入れるのには理由があります。
液体洗剤や粉末洗剤や柔軟剤は全部入れる場所が最初から決まっていますよね。
メーカーさんがどの位置にどんな感じで洗濯層に洗剤や柔軟剤が入る事で、その洗剤や柔軟剤が一番効果を発揮出来るかを検証した上で決めているのだと思います。
ですのでその洗剤用の投入口は洗濯するにあたって計算された最適な入れ口であり、その部分に洗剤を入れる事によって洗剤は最高のパフォーマンスを発揮出来る様に作られているのでしょうね。
ドラム式の洗濯機ですとお洋服に直接洗剤をかけるよりは洗剤投入口を使う事が多いと思いますが、縦型の洗濯機の場合ですとついつい面倒臭くて直接お洋服の上に洗剤をかけてしまう事もあるかも知れません。
お家でのお洗濯ではアルアルな事だと思います(笑)
でもこのルールを普通に守るだけで洗剤による色の変化や色抜けは未然に防ぐ事の出来るトラブルなんですね。
もちろんこれらの事はお家で起きる色移りなどトラブルのほんの一部の要因かも知れませんが、出来れば気を付けたいものです♪
ではでは~。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
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