今使う冬物のセーターを長期保管中に浮き出てきた数年前の黄ばみでも落ちる可能性はあります
何年前のシミでも基本的には生地の傷みがヒドくなければシミ抜きする事は可能です
はい、いよいよ寒くなってきましたね~。
冬物支度の衣替えはお済になりましたでしょうか?
今の時期に発覚致しますのが長期間保管中に浮き出てきた、いつ付いたか分からない、何が付いたのかも分からないお洋服の黄ばみです。
「この黄色いシミは直す時には付いてなかった気がするのに・・」
と言うご相談も店頭やメールやライン@のご質問でよくお伺いいたします。
実はソレ。
以前のお直しの際に取り切れなかった見た目には見えないほどの少しのタンパク質や油の汚れなんですね。
そっが時間と共に変化して目に見える様になったのです。
おはようございますオノウエです。
そのまま放っておくと生地が劣化して生地自体がシミ抜きに耐えきれなくなり穴が開いたり致します。
要するにシミ抜きするのには出来るだけ早いに越した事はないと言う事です♪
濃色のお洋服の場合にはシミの下にある色が壊れてしまい抜けてしまっている事もあります
例えば襟元や袖口などの直接お肌に触れる部分には皮脂の油汚れも付きます。
そんな時にクリーニングでシッカリと皮脂汚れが落とせていないと、後になって時間が経ってからキバミ等の状態になって浮き出てくる事があります。
しかもそのキバミは発生した生地の素色の色素も破壊して、色を壊して色を抜けさせてしまう場合があるんです。
その状態は既にシミでは無くなっており色抜けになっておりますので、そんな時にはシミ抜きではなく色修正の処理が必要になります。
今回は白に近い生成りのセーターでしたので色修正をする必要はありませんでしたが、色柄物の色が抜けてしまった場合でもその色修正と言う特殊技術を使えば色抜けは目立たなくする事が可能です。
是非ともお気に入りのお洋服でしたら諦めて捨ててしまう前に一度ご相談下さいね。
もしかしたら直してもっと長く使えるかも知れませんからね♪
ではでは~。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。