家庭用のオシャレ着洗い洗剤を使ったのに色が滲んでしまったお洋服の染み抜きを致しました

手洗い30℃の洗濯表示で水洗いが出来るお洋服なのにお家で洗ったら色が滲んだ

はい、お家で洗えるお洋服が増えてきまして洗濯機もオシャレ着洗い等が出来る様になってからよくあるご相談があります。

その1つに、お家でのお洗濯が可能な洗濯表示のお洋服を、オシャレ着洗いコースでおしゃれ着用の洗剤を使ったのにお洋服から色が出たので直して欲しいとのご相談です。

色が出てしまった時に使用していたのはいずれもご家庭での使用頻度が高いドライマークのお洋服を洗えるの液体オシャレ着洗剤です。

今回は色柄物の綿ワンピースの濃い赤い色の部分と紺色の部分から色が出てしまい、紫いろが全体に移ってしまったと言う事例でした。

おはようございますオノウエです。
その原因は様々だと思いますが、洗える表示なのにお洋服から色が出てしまうとなるとどうにも不安ですよね~。

 

 

お家でのお洗濯で色移りが起きない様に特に気を付けたいおしゃれ着コース用洗剤の使い方

いくらお家でお洗濯の出来る表示だからと言っても、使い方次第ではお洋服に弊害をもたらす可能性があります。

お家でのお洗濯時に洗剤を使用する注意点をいくつか考えてみました。
特にこの3点に気を付けて頂きたいと思います♪

①お洗濯時にお洋服に直接液体洗剤をかけてはイケない。

②液体洗剤の入れ物を種類の違う液体洗剤を入れて使いまわさない。

④先に部分的な処理をした場合には長時間放置しない

①お洗濯時にお洋服に直接液体洗剤をかけてはイケない

まず、お洗濯をタイマーセットして長時間放置する場合には、特に直接お洋服に洗剤を掛けない様にして下さいね。

色移りの原因の1つとして洗剤の原液が直接お洋服に付いた状態で長時間放置していた事が考えられます。

そういたしますと洗剤の濃い成分が長時間お洋服に付いたままになってしまう事によりその成分が反応してお洋服の色を動かしてしまう可能性があります。

②液体洗剤の入れ物を種類の違う液体洗剤を入れて使いまわさない

次に、最初はオシャレ着洗いコースの洗剤をボトルで購入し、その後はエコパックで購入されていると思います。

でも、たまに違う種類の液体洗剤をそのボトルを使って入れたりしていませんか?

各メーカーによって成分も違う為に少しでも混ざってしまうと思いもよらない作用が働く事もありますので必ず専用の洗剤のボトルを使って混ざらない様にして下さい。

違う種類のオシャレ着洗いコース用の洗剤が混ざる事により、化学反応が起きて色が動いてしまう恐れがあります。

③先に部分的な処理をした場合には長時間放置しない

例えばシミを見つけて先に洗剤の原液や酸素系の漂白剤を部分的に使用して、そのままの状態で放置して時間が経ってはいませんか?

この状態も①の洗剤の原液が付いての長時間放置とよくにており色が動く可能性があります。
シミを取ったら時間を置かずに必ず直ぐに洗いましょう。

部分的な処理をシミ抜きした後には、濯ぎもしっかりしておかないと違う洗剤を使った場合は他の洗剤と混ざる事になりますのでそれも原因の一つになります。

 

今回の全体的な色移りを取るご依頼は、全体の高温度による移染除去処理と部分的なしみ抜きで綺麗に取れました。

色が移った時の注意点はいずれも実際にお家でのお洗濯で色が出た時の状態を聞いた事実から僕が推測した事です。

洗う時に少し気を付ける事で色移りを未然に防ぐ事も出来ますのでお洗濯時には是非思い出して下さいね♪

ではでは〜。

クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル

尾上昇
尾上昇
大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。

メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。

メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。

メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。

メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。

”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。