古いウールの生地にずっと落ちずに付いている数年前の黄ばみやシミでも落ちる可能性はありますよ

諦めていたかなり古いシミ(10年前)でも特殊部分染み抜きを行えば取り除ける可能性があります

はい、「数年前にクリーニングに出したけど取れなかったシミがそのまま残っているお洋服ですが、シミは取れますか?」とのご相談がありました。

結論から言いますとお洋服にうっすらと残った数年前のシミは取り除きました。

今回の様に比較的に生地には虫害やスレ等のダメージは無い場合には何年前のシミでも取れる可能性が高いです。

お家でもクリーニング屋さんでも毎日洗っていたとしても取り切れない汚れは少しずつお洋服に残って存在致します。

その取り除き損ねた汚れ成分は時間が経ち変色と言う形で目に見えて分かるんですね。

おはようございますオノウエです。
その目に見えて分かる様になっているお洋服のシミは慎重に取り除かないと生地を傷めてしまいますので特殊部分染み抜きが必要になってくるんですね。

 

特に襟回りや袖口のお肌が直接触れる部分にはいつの間にか保管中に数年かけてシミが浮き出て目に見える黄ばみが発生致します

保管中にシミや黄ばみが発生する原因の殆どは何もなかった部分に発生するのではなく、生地に何らかなの成分が付いていた事が原因だと思われます。

その何かは化学的に分析でもしない限り特定は出来ませんが、基本的にはお洗濯で取り切る事が出来なかった目には見えないほどの小さなシミです。

保管中に発生した湿気等の水分がそのシミに加わり、生地に付着しているシミ成分が変質して目に見えて変化するのだと思います。

カビは水分があれば水に酵素をかけて栄養分を取り入れて繁殖し、目に見える様になりますからイメージとしてはカビが生えてくる反応とよく似ていると思います。

ですので保管中に変化を起こす場合の環境としては、締め切ったお部屋の湿気の多いタンスに仕舞ってあるお洋服に起こりやすいと思います。

今回のお洋服にうっすらと残った数年前のシミは取り除けましたが、生地よりも先に縫い糸が劣化して切れてしまったりほつれたりする事はあります。

いつ付いてしまったのか見当もつかない場合には見つけたら早めにシミ抜きするに越した事はありませんが、時間が経っていても取れる事がほとんどですので先ずは何もせずに直ぐにご相談下さいませ。

 

「襟の黄ばみが取れない時のメールでのお問い合わせ」

ではでは~。

クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル

尾上昇
尾上昇
大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。

メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。

メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。#鬼桐さんの洗濯 #ふかさくえみ 

メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。

”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。