保管中に無かったハズのシミが出てくる事なんてあるんでしょうか?
ネクタイをクローゼットから出してみたら・・・
はい、以前にこんな事をお伺いいたしました。
久しぶりに、前に少ししか使っていないネクタイを付けようと出してみたら、直す前には付いていなかったシミがいっぱい付いていた。
でも実際に、そんな事ってあるんでしょうか?
実は、クローゼットに直す前にクリーニングしていても、完全に汚れが取り切れていない場合には、保管中の環境によって、シミになって浮かび上がってくる事も有るんですね。
それと、ネクタイはお家では洗えません。
当然クリーニング屋にクリーニングしてもらうのですが、その時普通にお願いするとクリーニング屋はドライクリーニングだけを致します。
しかし、ドライクリーニングは食べこぼしや水溶性の汚れを取るのは不得意なんです。
おはようございます、シミ抜き修復師のオノウエです。
ですので、目には見えませんが取り切れていない水溶性の汚れが残っていると、保管中に後から浮き出てくる事があるんですね。
浮き出てくるシミの原因は?
この状態になるのは、湿度や湿気が関係しています。
過度な湿度や湿気が、取り切れていない汚れやシミの変色を、クローゼットの中で促進させます。
でも、クローゼットに入れる前には、目には見えないぐらいの汚れや、シミなのでその時には全然分かりません。
この状態が発生するのを予防するには、目には見えない汗の成分や水溶性の汚れやシミを、付いているものと仮定して、クリーニング時に落とす必要があります。
何でも水洗い出来ればいいのですが、基本的にネクタイは水洗いには適していません。
なので、クリーニング屋の特殊コースの弱い水洗い(Wクリーニング等)によって、お直し前の事前に取り除きます。
何年もかけて出てきた、取り切れなかったシミの変色
既に出て来てしまった、特に何年もクローゼットに置きっぱなしにしていたシミですと、シミが変化する事で、生地の色までも壊してしまっている可能性があります。
と、言う事は。
シミが取れても下にある色も一緒に取れてしまうんですね。
これは大変!でも、安心♪
後から、なくなった色を修復させる事も、ある程度なら可能なんです。
それが出来るのが、『修復師』なんですね。
でも、この色を直すのは手間と、技術が必要ですので、ソコソコのお時間とお値段がどうしてもかかってしまいます。
それでも、やっぱりお気に入りは何とかして欲しいと言うお声も沢山いただきます。
ええ、そんな時には『修復師』に頼って下さいネ♪
ではでは~
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。