注意したけど付いてしまったシミに対する応急対処方法『3つの心得』
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突発的に付いてしまう汚れで圧倒的に多いのが食べこぼしの汚れ
はい、突発的にお洋服の一部に付いてしまった汚れの事をシミと言います。
その中でも代表格なのが、食べこぼしの汚れと言うかシミです。
お食事時中に付いてしまったカレーやパスタのソース等の色素を含む落ちにくいシミや、ジュースや珈琲等の飲み物のシミ等、どれもお洋服に付いてしまうとかなり焦りますよね~
でも、
付いて直ぐならお水とティッシュかタオルで十分に8割以上は取れます。
オシボリはダメですよ、塩素が含まれている場合がありますので色が抜けます。
食べこぼしに付くのはほとんどが水に溶ける汚れ(水溶性)の場合が多いです。
ただし、一番上の表面には油の膜が張っていますので、付いて直ぐならお水とティッシュの応急処置で問題ないのですが、時間が経ち乾いてしまうとシミの表面の油膜が取れにくくなるんですね。
おはようございますオノウエです。
ですのでクリーニング屋さんでは、基本的に油性の溶剤で処理を行った後に水性の処理を行い、残った色素の部分を部分漂白で除去いたします。
注意したいシミの応急対処方法『3つの心得』
これからご紹介する内容を行う場合にはもちろん自己責任でお願いいたしますね♪
ちなみに洗濯機で洗えるお洋服なら特に問題は無いのですが、濃色のお洋服やシルクのお洋服やドライクリーニングしか出来ないお洋服の場合には特に注意が必要です。
もしもの事が気になる場合には触らずにクリーニング屋さんにシミ抜きでお願いして下さいね。
では、シミの応急対処方法『3つの心得』です♪
①乾いた布でつまんで取る
固形物質の汚れは、付いたすぐの段階ではまだ生地に浸透せず生地の表面に乗っかっている状態です。
ですので、この状態ならまずはつまんで取れる固形の汚れを取ります。
決して擦らずに、手の上を歩いているアリんこをつまんで逃がしてやるぐらいのデリケートな方法で取ってください。
②水でベトベトに濡らしたタオルで裏表から押さえる
水性の汚れは水分のみ生地に浸透します。
それ以外は油性同様表面に汚れが乗っている状態です。
ですので、裏と表両方から押さえて生地の汚れを貫通させてティッシュかタオルに移します。
コレをティッシュかタオルの汚れていない場所に移動しながら何度も繰り返します。
かなり生地が濡れてしまいますが、乾くと汚れはかなり目立たなくなりますので何度も薄くなるまで繰り返します。
※この時の注意点は絶対に擦らない事です。
あくまでも汚れをティッシュかタオルに移すのが目的ですので、生地に負担を与えない様にします。
グリグリせずに上下に押すのは大丈夫です。
③触ってはいけない汚れもあります
不溶性のシミ、すなわち錆・墨汁・泥・花粉等は触ってしまうと繊維に浸透して取れにくくなります。
ですので触らずに、プロのクリーニング屋さんにシミ抜きでお持ち下さい。
プロでも最初の一回目の処理を失敗すると、繊維に絡みつき完全に落ちない状態になる事があります。
以上。
3つの心得を紹介いたしました♪
基本的には、汚れを出来るだけ早い段階で処理すればほとんどの汚れは除去出来ます。
特にウール製品は繊維が水分を弾きやすいので、だいたいの目安として付いてからすぐの応急処置なら80%以上の汚れは除去が可能です。
洗剤を使った場合などにはしっかりと濯いで洗剤の成分をとらないと、衣類に洗剤が残って後で色が変わってきたりいたします。
以上が注意したけど付いてしまったシミに対する応急対処方法でした~♪
ではでは~。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。