お家のお洗濯では中々取れない茶色のシミの正体とは!
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お家では取りにくいシミってどんなシミ
はい、お洗濯して干そうと思ったら茶色のシミが白デニムにちょこちょこ付いていたと言う経験はございませんでしょうか?
なんとなく見た目では『コーヒーのシミ?』、『チョコレートが付いた?』、『醤油かな?』 と色々考えます。
そんな感じで、いつ?どこで?何が?付いたか分からないシミの場合は今までの経験から色を見て想像で考える事が多いようです。
そして、『お家で洗ったけど、取れないんです!』、と言うお声もよくお伺いいたします。
では、この取れないシミの正体は、一体何なんでしょう?
まいど!シミ抜き修復師のオノウエです。
おウチでお洗濯した後、よく見てみると茶色いシミが付いていたと言う相談ですが、実は良くあるお話なんです。
その原因は錆(さび・サビ)でした
はい、とにかくどこで付くのかは分かりませんが、普通に生活していても付いてしまう上に野外での付いてしまうシチュエーションは沢山あります。
たとえば自転車のサビや、駐輪場の鉄のパイプに付いたサビとか鉄看板のサビです。
付く時には大体は雨が降っていたり雨が止んだ直後だったりと水が関係しているんですね。
あと、お洗濯で発生する事も有るんです。
当然ですが布の生地は錆びません。
でも、その付属品である金属製ファスナーやデニム等に付いている金属製のリベットは錆びます。
普通にお洗濯するぶんには大丈夫ですが、漂白剤入りの洗剤や漂白剤を使用すると金属と反応を起こし、より早く金属を酸化(酸素と反応する)させ腐食させます。
その場合には外部的要因でサビが付くのではなく、お洋服単体でもサビが発生する場合があります。
実は洗うだけでは、落とせない厄介なシミ。
それが、錆(さび・サビ)なのです。
ですので、お洋服の背中や袖に茶色のシミがあり、洗っても取り切れないシミがある場合の多くはこの錆(さび・サビ)が原因なんですね。
では錆(さび・サビ)ってなんなんでしょう?
錆(さび・サビ)とは、金属が空気中の酸素や、水分などによって、酸化(化学反応で変化した状態)して、腐食した時に出来るモノなんですね。
金属の種類によっては色が変わりますが、主に鉄の場合には赤い錆が付きます。
そしてサビは、お家洗いでは中々取れない『茶色のシミ』なんです。
実は錆(サビ)は、通常の洗剤や漂白剤では完全には落とす事は出来ません。
そして、大体は錆(サビ)だけじゃなく、油や汚れも一緒に付いているので、錆びを取るだけの処理ではダメな事も有ります。
だから色んな処理を行います。
ちなみに、クリーニング屋でも専用の処理をしないと、普通に洗うだけではこのサビは落とせません。
クリーニング屋の特殊シミ抜きなら、サビ取のシミ抜きで取る事が可能です。
お家で取れない汚れも諦めないで下さい
例えば、「色が移ってしまったとか」「変色してしまったとか」そんな事沢山あると思います。
でも、シミ抜きの出来る作業場と受付が一体のクリーニング屋なら、技術のあるクリーニング屋が多いので現状より良くなります。
そしてシミ抜きだけではなく、色修正も出来るクリーニング屋ならなおGOODです!
はい!お家のお洗濯で困ったら相談して下さいね♪
ではでは~。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。