ジャケットの裾や袖口にコンクリートが付いてしまった建築現場からのご依頼
建築用のコンクリートが衣類に付きました!取れますか?
建築関係の方からのご依頼でありますのがジャケットの裾や袖口にコンクリートが付いてしまったので、何とかして欲しいとのご相談をお受けする事があります。
コンクリートが衣類に付くと言う事はめったには無い事だとは思いますが、建築関係のお仕事の方や建築中の建物を見に来られたご依頼主の方の衣類に付いてしまう事もある様です。
元々は建築に使うコンクリートや塗装やコーキング等は取れてはいけない物なので、当然に衣類に付いてもその例外ではなく取れにくいシミになります。
以前にご依頼を受けた事がある事例としてはコチラになります。
コーキング剤
コーキング剤は生地に浸みこんでいなければ取れますよ
ペンキ
日常生活でスーツ等のお洋服にペンキが付いたらショックですよね
おはようございますオノウエです。
建築現場にはアチコチにシミが付きそうな環境がありますのでお気を付け下さいませ♪
コンクリートは衣類に付いても取る事は可能です
ちなみにコンクリートの成分さえ分かっていればある程度の除去は可能です。
と、いう訳でコンクリートはこんな感じです。
コンクリート(concrete、混凝土)
コンクリートは、広義の意味では砂や砂利、水などをセメントなどの糊状のもので結合させたものを指す。
そのためセメントで結合させたものをセメントコンクリートと呼び、アスファルトで結合させたものをアスファルトコンクリートと呼ぶ。
建築資材として一般にコンクリートと呼ばれるものはセメントコンクリートの方である。
出典:Wikipediaより
砂や砂利だけが水分を含むと泥汚れになります。
その場合は乾いた状態でパンパンと叩けば落とす事が出来ます。
ですがコンクリートにはセメントと言う接着剤が入っています。
種類も色々とあるようでして叩くだけでは取る事が出来ません。
さらにはセメントの成分はお洋服にとっても長時間付いたままの状態は良くはない訳です。
コンクリートはまだ表面に乗っている状態だと油性の溶剤で物理的な力を与えて、表面から剥がして取る事が出来ますが接着剤が強いとそれだけでは取れない事もあります。
すでに擦ったり洗剤が作用したりした後だと衣類の繊維の中まで入り込みます。
そう致します繊維自体にダメージを与えないと取れなくなるんです。
実は、
付いた後の状況と生地にもよりますが、付いてすぐに何もせず持って来て頂ければほとんどの場合は取れるのです。
しかし、
付いてしまった時に、取ろうと慌てて擦ってみたり洗剤を直接付けたり漂白したり等の適正な処理をせずにクリーニングしたりすると取れなくなったり致します。
そんな時にはお洋服の色を壊してしまう場合がありますので、コンクリートを取り除いてもお洋服の色がその部分だけ褪せてしまう事もあります。
もしもそうなってしまった場合には、無くなってしまった色を足して元の状態に近づける事が必要になります。
「色修正」と言う技術でそれは可能ですのでその時にはご相談くださいませ。
あきらめてお洋服を捨てないで下さいね♪
ではでは~
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。