殆ど毎日と言ってイイほどにご依頼を受けるシミオブザイヤーはボールペンのシミ抜きです
シミ抜き界での皆勤賞常連のシミはボールペンのシミです
はい、今回頂きましたしみ抜きのご依頼は毎度お馴染みしみ抜き界のシミヌキングであるボールペンのインクの染みです。
あっヒ〇メキングにはブロックされたみたいですが(笑)
すいません内輪ネタでした!
そんなしみ抜き界の帝王であるボールペンのインクのシミが付いてしまうと難儀なのが綿や麻の淡色の植物繊維やシルク等です。
ベージュの綿素材に付いてしまったしみ抜きのご依頼を頂きましたが、部分的にしみ抜きのアプローチをする方法にもよりますが部分漂白等はインクを取ると同時にベージュの色も抜けてしまう事があります。
ですので、
そんな時にはインクの成分だけを少しずつ動かして最終的にはインクだけを取り除く方法を使います。
おはようございますオノウエです。
「そんな事出来るの~??」
と言われそうですがプロならしみ抜きに関する色んな引き出しが沢山ありますので可能なんですね♪
インク取りでは水性インクでも油性インクでもゲルインクでも先ずはトコトン油性取りの薬品を使用して出来る限り油性を取り除きます
今回の様な青色のインクのしみ抜きでも赤色でも黒色でも先ずはしみ抜きで行う手順は決まっております。
ひたすら色が少しでも動かなくなるまで、トコトン油性取りの薬品を使用して出来る限り油性を取り除きます。
お家では中々マネをする事は出来ませんが、しみ抜きのプロの場合には様々な薬品を部分的に使用して、さらには部分的に温度を掛けて(80℃~95℃)薬品の効果を最大限に生かしながらしみ抜きを致します。
そして取れましたら使用した薬品を中和用の薬品で中和した後に、部分的に油や水で濯ぐ事が可能な機械を使い完全に薬品が生地に残留しない様に濯ぎます。
後は乾かしてインクのしみ抜きは終了です。
この後は普通にお洋服を洗浄致します。
今回の場合には先にしみ抜きを致しましたが、ケースバイケースで先にお洋服をお洗いしてから部分的にしみ抜きをする事もあります。
簡単な様ですが油性のしみ抜きだけでも何回も違う工程を行います。
幸い今回お預かりのお客様はシミに対してはお家でお洗濯をされまして、その後はそれ以上は何もされていなかったので殆どインクの染みを取る事が今回は可能でした。
ですがもしも応急処置で擦ったり、インクを取り除こうとして漂白されたりしておりますともっと取れにくいシミに変化していたものと思われます。
お家でインクのしみ抜きを考えておられる場合には少しでも無理だと感じたら直ぐに辞めてプロにお願いする引き際が肝心です。
それが遅れてしまいますとインクが浸透して取れにくくなったり、行った処理で生地を傷める事もあります。
でも諦めないで下さいね♪
最終的にはシミが取れればいいのでしみ抜きの出来るプロのクリーニング屋さんにて「有料シミ抜きでお願いします!」とお伝え下さい。
しみ抜きが出来るクリーニング屋さんなら常日頃から勉強している経験もあるプロが対応致しますので、お家では落とす事の出来ないシミを殆どキレイに取る事が出来る訳です。
もし、いつも出しているクリーニング屋さんでしみ抜きをしても「これ以上は生地が傷むので、落ちませんでした」等の返答が多く、シミが殆ど取れていない場合には違うクリーニング屋さんでしっかりシミを落としてもらいましょう!
今回お預かりの既にお家でのお洗い済みの落ちにくいインクのしみ抜きはほとんどキレイに落ちました。
近くにしみ抜きの出来るリーニング屋さんがない場合にはクリーニングISEYAのオノウエにおまかせくださいませ。
「しみ抜きの出来るクリーニング屋さんがお近くに無い場合のご相談はコチラ」
ではでは~。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。