淡色で薄手のストールにシミや黄ばみが発生しても生地によってはかなりデリケートですのでお洗濯やしみ抜きには要注意です
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皮脂やファンデーションの汚れは油性ですのでお家でのお洗濯では完全に落とす事が難しいですからクリーニング屋さんにご相談下さいませ
はい、今回の染み抜きのご依頼はストールです。
ストールはマフラーよりも大きくて生地が薄くて色んな生地で出来たお品物がありますので羽織るのに季節を選ばないおしゃれな定番アイテムですよね。
ちなみにストールとショールの違いはショールの方がストールより、より大きくて生地が厚い肩掛け用のおしゃれアイテムと言う事らしいです。
僕もシッカリと調べるまではぼんやりとしか知りませんでしたがそういう事です♪
ちなみにストールは薄手で大きく広げて使用致しますので、知らない間に見えない部分にシミや汚れが付いている事が多く、更にはどこかに知らない間に引っ掛けてしまい糸引きやホツレ穴も知らない間に空いている事も多いです。
羽織る以外にも首にゆるめで巻く事も多く、ファンデーションや皮脂汚れが多く付きやすい状態にありますので皮脂汚れにはクリーニング屋さんのクリーニングであるドライクリーニングがかなり有効です。
ドライクリーニングは皮脂やファンデーションなどの油性の汚れに対しては特にその洗浄効果を発揮致します。
もしも、皮脂汚れが多く付いている状態で時間が経ってしまいますと、その間にジワジワと温度がかかり空気とも反応して色も変化してくる事があるんですね。
おはようございますオノウエです。
時間が経てば経つほどに取れにくくなりますので、シミを発見した時点で早めのメンテナンスをオススメ致します♪
黄色いシミの中でも金色に近いほど取れにくくかなり変化している時間の経ったシミで生地や色（色素）も弱っておりますので取り扱いには要注意です
首の周辺に近い場所で使用するお洋服や小物類はお肌に触れやすい部分が多く、特にスレも起こりやすいので濃色のお品物の場合には特に色素がよく抜けたり変色したりしてしまいます。
今回のストールの様に食べこぼし等の汚れが時間が経つ事によりシミの成分はさらに凝縮され、繊維や染料にダメージを与え続け変化して変色してしまい取れにくいシミに変化してしまいます。
こうなってしまいますとお家で取る事はもう手遅れになります。
金色に近い状態になってしまっておりますと既に生地もかなり傷んでいる事が多く、濃色の色柄物のストールでしたらシミを取り除いても色（色素）がダメージを負ってしまいそんな時には色修正（染色補正）が必要になります。
今回は入念な油性処理後に水溶性の染み抜きを行い更には弱めの色素漂白を施しました。
しみ抜きはこの様に一点ずつ工程を分けながらシミの成分を1つづつ取り除いていく入念な作業から成り立ちます。
決して「この洗剤を使えばすべてOK！」とか「このしみ抜き剤を使えば何でも取れます！」
みたいな物は存在しません。
しみ抜きは手間のかかる時間仕事です。
工程をすっ飛ばさずに1つ1つ順番に確実にシミを上の層から少しづつ取り除いていきます。
この様に地道な工程を行う事によって初めてシミを取る事が出来るのです。
という訳で！
お家ではストールの染み抜きはデリケートな繊維で出来ている場合が多くハードルが高いお品物ですのでムリはせずにご相談下さいね♪
【遠方の場合の染み抜きのご相談はこちらまでご連絡くださいませ】
ではでは～
クリーニングＩＳＥＹＡシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーＣＡ／京技術修染会認定修復師／京技術修染会関西地域認定講師／クリーニング師／と複数の専門資格を習得。
メディア：株式会社商業界発行・ファッション販売２０１６年１２月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア：漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第２巻と第３巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア：吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ～男性のための暮らしに役立つ簡単家事術～講座」開催いたしました。
メディア：摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単！キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。
