濃色のお洋服は着用による擦れ等のダメージで色が変化しやすくや脱色したりする事があります
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汚れやシミが部分的に付いてしまったお洋服をそのままに時間が経ってしまいますと汚れやシミは酸化(空気と反応して変化する)して生地やその上にある色が傷んでしまいます
はい、お洋服にシミが付いてしまった場合には気にならないや取れないとの理由でそのままにしておりますと生地や色には良くないんですね。
生地は糸の集合体ですのでその一つ一つの糸は頑丈ではありません。
色も同じくその一つ一つの糸に浸透して付いているかその糸の周りを包む様に付いています。
この事から考えられるのは、先ずは糸よりも先に色に変化が現れるという事なんですね。
生地の色には種類があり繊維によって使用されている色(染料)が違います。
例えばウールなどの動物性繊維には酸性染料が使用される事が多く、綿や麻等の植物性繊維には直接染料が使用されている等の色んな種類があります。
その他にもペンキや絵の具の様に生地の表面だけに色を付ける顔料等もあるんですね。
製品化されてから色を付ける場合やプリント等のお洋服もこの顔料プリントが使用されている場合が多いのですが、顔料の場合には染料とは違い必ず寿命(5年から10年)があり遅かれ早かれいずれは着用していなくても時間と共に劣化して剥がれたりベトついてきます。
もちろん汚れやシミを長時間そのままにしている状態が続きますと、染料でも顔料でも先ず最初にそれらの色にダメージが発生してしまうんですね~。
おはようございますオノウエです。
汚れやシミを見つけたら出来るだけ早めに取り除く方が良いという事はこういう理由があるからなんですね~♪
汚れやシミ以外にも気を付けないといけない事は着用時の擦れ等の衝撃を受ける事によって起こる物理的なダメージです
着用時もそうなのですが擦れによるダメージは「洗う事」でも起こりやすいです。
例えば生地に使用されている糸の繊維が細く、手触りの良いデリケート素材なのに洗濯機でワイシャツなどのお洋服と一緒に洗えば当然の事ながら大変な事になってしまいます。
手触りの良いデリケート素材にとっては、汚れを取り除く力が強過ぎて糸が寄れたり縮んだり色が滲んだり色が抜けたりしてしまうからなんですね。
お洋服の種類によってお洗濯の方法や洗剤を変えなければならないのはこの様な理由があるからなのです。
今回お預かりの濃色のコートは部分的な生地の色が変化してしまったので何とかして欲しいとのご依頼でした。
もしも、傷んでいる色が擦れたり洗ったりする事によって滲んだり無くなったりしても、変化して無くなってしまった色を部分的に足してあげれば元の状態近くまで再生する事が出来る方法があるのです。
それが、無くなってしまった色を再び復活させる特殊技術の「色修正」です。
生地自体がかなり傷んでいる場合や色が広範囲に渡って変色している場合には出来ない事もありますので、その場合には「全体染め」の方法の方が有効な事もあります。
もしもお洋服の色のトラブルがありましたら、色を復活させる特殊技術の「色修正(染色補正)」や「全体染め」という技術で対応する事も可能ですのでお声掛け下さいませ♪
ではでは~。
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クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
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