使った後のお洋服をそのままクローゼットに直して着る前に洗う「着用前洗い」がなぜ危険なのかご存じでしょうか?

「着用前洗い」は汗や汚れはそのままの状態で様々な季節の環境を一年間クローゼットの中で迎えます

はい、冬に使ったお洋服は暖かくなりもう使わなくなる春の間にクリーニングする事により、また来年の冬に気持ちよく使える様にするのが「衣替え」です。

ですがもしも衣替えの時期にクリーニングによるメンテナンスを行わなかった場合にはどうなるのでしょう?

春からやがて雨期に入り夏になりますが、その雨季の間に湿気が多く発生し、保管中の間にシミになったり変色したり最悪では衣類の害虫による虫食いの被害にあってしまうリスクが高くなってしまいます。

ですので冬の前の秋の時点でクリーニングに出す頃には何かしらの変化がお洋服に起こってしまっている事が多いんですね。

そしてクローゼット内で温度や湿度や時間の影響を受けてしまったお洋服のシミは非常に取れにくくなっております。

ですので、「1回しか着用していないから。。」「あまり汚れていないし。。」と言う事であっても出来るだけ季節の変わり目にはクリーニングしてお直しする「仕舞い洗い」をおススメ致しますね。

おはようございますオノウエです。

最近では衣替えのタイミングを逃してしまいそのまま一年間クローゼットの中に放置という事も多くお伺い致します。

ですが、やはり長時間洗わずにお洋服を保管するという事は非常にお洋服の生地や色(色素)に良くない事ですので衣替えの「仕舞い洗い」を行って下さいね。

 

汗の成分や皮脂の油性汚れがメンテナンス不足により衣類に残った状態ですと生地に大ダメージを与える事になってしまうい色(色素)が傷んで抜けてしまう事があります

生地の色(色素)は傷んでしまっても摩擦などで白っぽくならない限りは、付着した油分により黒く見えるので色が傷んでいる事には気が付きません。

その傷んでいる状態でお洗濯等により皮脂や油汚れが取り除かれた時に、はじめて生地の色の変化に気が付くほどに目に見えて変化した状態が分かる様になるんですね。

特に変化が出やすい場所としては襟首や袖口に集中いたします。
今回の場合は袖口の裏側になりますね。

たまには、袖裏や襟裏の生地のチェックはしておいて気になる様であればお直しする事をおススメ致します。

お洋服は着用すれば必ずと言っていい程にお肌の触れる部分には汗の成分や皮脂汚れが付着してそのままにしておくと変化致します。

「着用前洗い」を選択してしまいますと汗や汚れはそのままの状態で次の着用シーズンが来るまで一年間クローゼットの中ですので、お洋服は出来れば洗ってから染み抜きもシッカリと行ってからクローゼットにお直しする「仕舞い洗い」を心がけましょう!

ではでは~。

「着用する前でも着用後でも襟や袖口に汚れやシミを見つけた時のメールでのお問い合わせはこちら」

クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル

尾上昇
尾上昇
大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。

メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。

メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。

メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。

メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。

”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。

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