寒くなっててきたので着用しようと出したジャケットのコーデュロイ襟が赤く変色していた
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着用してからそのままクローゼットに仕舞いますと汗等の影響により時間が経つと変色して赤くなってしまうのです
はい、本格的に寒くなってきましたね~。
僕はパッチ等は履かないのでそろそろ足の甲に張る足上カイロが欠かせない季節になってきました。
と言う訳で!
どういう訳やねん(笑)
クローゼットからそろそろ着用しようと思って出してみたら、ジャケットの襟や袖などのコーデュロイ部分が赤く変色してしまっていたなんて事はありませんか?
実はそれ。
クローゼットに直す前に、少しだけ着用して汚れていないのでそのまま仕舞ってしまっていたお洋服の可能性があります。
目には見えませんが襟や袖口に付いている皮脂汚れや汗は、濃色のコーデュロイ部分の色を変化させてしまいます。
ですが、何も皮脂汚れや汗の影響だけではなく、製造販売されてからでも染色の弱いお洋服の場合には紫外線などの影響によりコーデュロイ素材のパイピング等の色が抜けてしまう事もあるんですね。
ところでそんな時にはどうされていますか?
「捨てててしまう?」
「そのまま着用する?」
おはようございますオノウエです。
いえいえ!
そんな時にはクリーニング屋さんの特殊技術である「色修正」でお直し致しましょう♪
お気に入りのお洋服の襟元や袖口やパイピングの色が褪せてきて色が傷んでしまい色が剥がれたり変色したりする様に変化してしまった色修正のご依頼
なにも生地だけでなくお洋服の色にもダメージは起こりやすいんですね。
着用の影響で生地が傷んでいる状態が長く続きますと、生地(特に縫い糸)や色(染料)が時間と共に傷んでしまいそのダメージのある状態で洗うと色が汚れと一緒に抜けてしまいます。
ですが、生地や色がダメージを負っている状態でも目に見えて変化が確認出来ない場合もあるのです。
そんな時には洗わない限りは変化が起きません。
逆に言いますと、洗うとお洋服の生地にダメージがある場合には弱って傷んでいる色が洗った拍子に滲んだり抜けたり変色したりして柄が薄くなってしまいます。
それがまるで洗った事が原因で色が変化してしまった様に見えてしまうんですね。
何事にも前兆はあり原因はあります。
お洋服の場合の色の変化の殆どは既に洗う前から色素が壊れています。
それが洗浄により汚れを落とす作用に反応してお洋服の痛みが見える様に顕著に表れるんですね。
そういう観点からも洗わない状態を長く続けるという事は良くないという事に繋がります。
もしも!
色が変化した場合には、染色補正等の特殊技術を使えばお直しする事がある程度は可能な場合があります。
そんな時には是非共お声掛け下さいませ♪
ではでは~。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。