水が掛かった時に生地の見た目が変わってシミの様に見えてしまうウオータースポット現象とは
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水が付いただけなのにシミの様なってしまった事ってありませんか?
はい、水が付いてしまっただけでも乾いたらシミの様になってしまっていたと言う事は経験ありませんでしょうか?
特に雨の日にはお洋服が濡れてしまい、色や見た目が変わってしまう事があります。
光沢のある手触りの良いお洋服ほどその状態が出てきやすいお洋服なんですね。
それは水の掛かってしまった部分の生地の見た目が変わってしまったからシミの様に見えてしまったんです。
まあ最近では空気が汚れていると、雨自体も汚れていたり酸性雨になっていたりするので雨もキレイとはいえませんが大半の原因は直接濡れた事が原因になります。
おはようございますオノウエです。
ちなみにお洋服の生地に現れる場合のシミの様に見えてしまう現象を「ウォータースポット現象」と言います♪
ではこのウォータースポット現象はどうして起きるのでしょう?
その原因なんですが主に考えられるのが次に上げる3つの状態がほとんどの原因と考えられます。
あっ。
全部僕が実際に体験して対応した事しか書いてませんので、かなり個人的な主観になっています事はご了承くださいませ(笑)
水が掛かった時に生地の見た目が変わってシミの様に見えてしまうウオータースポット現象が起こってしまう原因
①生地に水が浸透して糸が膨らんだ(膨潤)為に見た目の見え方が変わったのでシミの様に見えた。
②水の付いた所だけ汚れや加工が抜けてスライド移動してしまい、水が付いていない所と水が付いている所の境目が現れたのでシミの様に見えた。
③毛足のあるお洋服の部分的な毛に水が付いた事によってその部分だけが変化してシミの様に見えた。
とまあ大まかにはこの3つの原因が考えられます。
そしてどれも直す方法はあります。
水を含んで膨らんでしまった生地がシミの様に見えるのは直す事は可能なのか
生地の種類にもよるのですがレーヨンやシルク等に水が掛かった場合にこの現象はよく現れます。
ちなみに部分的に擦ったり何かしらの処理をすると、その部分にダメージが発生してかえっておかしくなります。
広範囲を湿気で蒸らす等の方法が無い事は無いのですが余計に酷くなる可能性もあります。
そして一番安全な水で出来たシミを直す方法はどの場合も、
「全体を洗う事」です。
(洗浄方法は生地により異なります)
洗う事で生地全体が調和するようにして均一に戻します。
ただ基本的にデリケートなお洋服に出来やすいので、お家ではリスクを伴いますからお家で洗うのはオススメ出来ません。
という訳でもしどうしても気になるので治したいと言う場合にはクリーニングのプロにご相談下さいね♪
ではでは〜。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
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