シャツやブラウスの袖口に近い場所にある取れない茶色のシミの原因は錆(さび・サビ)かも知れませんよ
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お洋服に付いている付属品である金属製ファスナーや小物やデニム等に付いている金属製のリベットは錆びて錆びの色が生地の部分に移ったり致します
はい、今回のご依頼はお家で洗濯しても全く取れない茶色のシミを何とかして取って欲しいとのご依頼でした。
茶色いシミと言えば思いつくのはコーヒーや醤油やチョコレートですね。
でもその場合には、お家で水洗い出来る表示のお洋服でしたら、お洗濯をしたのちに酸素系漂白剤での漬け込みでお家のお洗濯でもコーヒーや醤油やチョコレートなら殆ど取り除く事が可能なんですね。
でも全く動かないという事でした。
僕のブログを毎回読んで頂いている方ならピーンと来たと思いますが、その取れない茶色いシミの正体は錆(さび・サビ)かも知れないんですね。
おはようございますオノウエです。
お洋服に付いている金属製の付属品であったり毎日付けている腕時計等から実は錆(さび・サビ)が出ていたりするんです。
その錆(さび・サビ)がお洋服に付いてしまいますと、ちょっとやそっとでは落ちない頑固なシミに代わってしまうんです。
普通に生活していても鉄看板のサビの雨滴が上から落ちてきたり自転車のサビや駐輪場の鉄のパイプに付いたサビが野外で付いてしまう等のシチュエーションは沢山あります
それともしもお洋服に付いてしまった場合の錆(さび・サビ)には実はとても厄介な性質があるんですね。
それは金属の触媒反応です。
お洗濯を行う場合にお洋服に付いている付属品である金属製ファスナーや小物やデニム等に付いている金属製のリベットが変色したり、アンティーク調の付属品が綺麗になり過ぎてピカピカになってしまった経験はございませんか?
漂白剤入りの洗剤や漂白剤を使用すると金属が酸化反応を起こし、早く金属を酸化(酸素と反応する)させてしまい腐食して早く錆びてしまう事があるんですね。
その時の酸化作用でお洋服の生地にもやはりダメージが発生する事があります。
でもですね。
クリーニング屋さんには錆(さび・サビ)に錆び取り専用の薬品を使用して温度を掛ける事によってピンポイントで落とす事の出来る技術があるんですね。
今回お預かりのお洋服もその方法によって取り除く事が可能でしたので、恐らくは錆(さび・サビ)によるシミだろうと推測出来ます。
もしもそんな厄介な錆び汚れが付いてしまった時にはムリに触らずにご相談下さいませ。
「お洋服に付いたお家では取れない時のご相談はこちらまでご連絡くださいませ」
ではでは~。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
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