カビ取りスプレーを使ってたらお洋服の色が無くなった
お風呂でのカビ取りスプレーは要注意
はい、最近頂きましたご依頼で特に多いのが、お洋服を着たままでお風呂の掃除をしていたら、洗剤が飛び散って、その時は乾いたら見えなくなったので放置していました。
その後。
お洋服を見てみたら、その洗剤が飛び散った部分の色が変になっていたので、何とかして欲しい。
との事でした。
その洗剤は何ですか?
と、お伺いしたトコロ、塩素系のカビとりスプレーでした。
おはようさんです、しみ抜き修復師のオノウエです、まいど!
ええ、塩素系のカビ取りスプレーは、お洋服に付いてしまうと繊維を溶かしますので、その過程で、当然繊維の一番上に付いている色素も無くなってしまうんですね。
無くなってしまった色の復元
ええ、お洋服の無くなってしまった色を元通りにする。
そんな事が出来るんでしょうか?
はい、実は出来るんです♪
しかし、この場合にはシミ抜きでは無く、色の修正と言う技術を使い、『修復師』が色を元通りに直す事が出来ます。
でも、ドコのクリーニング屋でもしている訳ではありません。
ですが、シミ抜きや、色修正をしているクリーニング屋なら、この技術を受ける事が出来ます。
実は、大体はこの様に色が抜けてしまった時点で、諦める方も多くおられます。
でももったいないですよね。
特にスプレーなどの場合には、噴射した霧状の成分がかなりの広範囲で飛散いたします。
ましてや、バスルームでしたら全域に飛散いたします。
目には見えないですが、当然お洋服には付いていますので、出来れば着替えてからのお掃除をオススメ致します。
付いてからでは遅いですからね~。
ちなみに、塩素で色が抜けた場合には、酸素系の漂白剤とは違い、色素だけでなく生地自体も溶かしているので生地がツルツルになってしまっています。
そんな場合は、色が生地の繊維の表面を伝って中々色が付かない場合もありますので、特に塩素はお洋服にはつけない様にお気を付け下さいね。
因みに今回の『色修正』の事例は、塩素で色が無くなってしまったお洋服の事例です。
こんな感じで直ります。
身に覚えのあるお洋服がありましたらご相談下さいネ♪
ではでは~
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
-
大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。