汚れやシミを取り除く為には手順の順序がありその工程を一つづ確実に行わないと効果や結果が変わります
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食べこぼし等のシミは一番上にある油成分である油膜を落とし切れていないとその下にある汚れは中々取る事が出来ません
はい、今回の事例はうっすらと黄色く出ている黄ばみなので画像では分かりにくいですが、実際にお品物を見て見ますと前側の襟元から肩口の間に付いておりますので実はまあまあ目立ってしまいます。
恐らくはシミが付いている状態で時間が経ってしまったか、あるいはシミを取り除こうとして洗ったみたものの取れずに黄色い色素だけ残ってしまったという感じですね。
黄色い色のシミは基本的にはシミでは無く黄色の色素ですので漂白の作用を掛けないと中々取り除く事が出来ません。
お家で酸素系漂白剤を使用する場合にはどうしても全体的な漬け込んでの漂白になってしまいます。
そうなりますと、関係のない部分にまでその漂白効果が発生してしまい全体的に色が薄くなってしまったり弱っている色が他の部分に移ってしまう事もあります。
おはようございますオノウエです。
染み抜きの出来るクリーニング屋さんでは、その黄色くなってしまった部分だけをスポットで漂白して取り除く事の出来る技術もあるんですね♪
油分が油膜となって生地に付いた汚れやシミごと覆いますのでその油の油膜を最初に出来るだけ取り除かないとその下にある汚れやシミや黄色は簡単には取り除けなくなります
でもいくら部分的にスポット漂白が出来るからと言っても、その黄ばみの表面にある油膜を完全に落としてから出ないと逆に漂白する事によって黄ばみが余計に取れなくなってしまう事もあります。
実際に漂白すれば何でも綺麗になると思われがちでして、漂白をしてみたら赤っぽく変色してしまった等のご相談もお受けいたします。
漂白は決して万能ではありませんので、シミに対して最初から漂白すれば良いという考え方は後にシミを取り切る事が出来ない原因を作ってしまう事さえあるのです。
ですので最初に洗剤で洗って、シッカリと汚れやシミの表面に張っている油膜を落とすという事は非常に重要な事なんですね。
今回のウールのセーターに発生した黄ばみも先ずは油膜をシッカリと取ってから、黄色い色素を取り除くのに効果的な酸素系漂白剤を部分的にスポットで使用して取り除く事が出来ました。
もしも時間が経ち黄色く変色してしまったり自分で漂白して赤っぽくなってしまった場合でも、何とかなる可能性がありますのでご相談くださいませ♪
【遠方の場合の衣替えの染み抜きのご相談はこちらまでご連絡くださいませ】
ではでは~。
【重要】
※年末12月31日(木曜日)は18時迄の営業で、お正月休みは1/1(金曜日)から1/4(月曜日)まで頂きまして1/5(火曜日)は通常営業ですが、1/6(水曜日)は定休日とさせて頂きますのでよろしくお願い致します。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。