実は水性の方が油性よりお洋服に付いたインクは落ちにくいのです
水性って言うけど水性インクは水では落ちない
はい、よく耳にいたしますのが、油性は落ちないイメージで、水性は水で落ちるっていうイメージなんですけど、実際にはどうなんでしょう?
実は、結論から言いますと実際には同じようなぐらい、いえいえ、むしろ水性の方が落ちにくいんですね。
『このインク水性って書いてるから、水で落ちるよ』、って事も良くお伺いする事があります。
でも答えはNO!です。
油性のインクより水性のインクの方が、衣類に付いた場合は、断然落ちにくいのです。
おはようございます、オノウエですまいど―。
意外ではありますが、本当の話です♪
油性インクと水性インクの違い
僕は、インク一筋その道のプロではないので、僕の解釈する考え方でその油性と水性の違いを書いて見ました。
当然、油性と水性どちらも、色が付きますよね。
その仕組みは大雑把にいうと、こんな感じです。
油性
水を一切使わずに、油のみで色を溶かし込んだものを、油性と言います水性
水を使って色を溶かし込んだものを、水性と言います。ちなみに水性には、油も何割か使われている事も有りますので、油と水のハイブリッドも有りますが、両方とも水を使っていますので、水性のくくりになります。
この辺の定義がややこしいのですが、油性は水を一切使用してないから油性。
水性は、水を使ってたら水性、だから水の他に油を入れても水性って事です。
液体の状態で、油で薄める事が出来るのが油性、水で薄める事が出来るのが水性って感じです。
僕の解釈が間違っていたらゴメンナサイね。
乾いてからは液体の状態とは違う
ええ、この乾いた状態の場合は、もう油性も水性も同じような状態の訳ですから、水性ペンキなのに水を掛けても取れないし、大丈夫な訳です。
しかも、水性の場合に限りすでに水を使用しているので、油性に比べて色が定着して取れにくい訳です。
そして、乾いてからの状態からは、今度は使われている色が落ちにくいか、落ちやすいかになる訳ですね。
その『色』には種類があります。
顔料(溶けない粒子)
対象の表面に、粒子が乗ってくっついているのが顔料です。
すぐに乾いて、光でも変色しにくく、色がはっきりしています。染料(溶ける粒子)
対象に浸みこんで、発色致しますのが染料です。
乾くのに時間が掛かりますが、滲みにくく、臭いも少ないです。
光により変色したりします。最近のインクの場合は、さらに落ちにくく改良された、ゲルインクや水性顔料インクなどが出ています。
紙などに、書いた文字が落ちないのは、すごく良い事です
でも、付いてはイケない物に付いた時には、メッチャ厄介なんですね。
そこで、結論は『水性インクは乾いたら水では落ちませんよ』と、言う事です。
そういう訳でお洋服に付いた場合は、水性のインクの方が油性より落ちにくいんですね。
でも、安心して下さい。
シミ抜きの出来るクリーニング屋なら、現状より必ず良くなるはずですので、あきらめて捨ててしまう前に、是非ご相談下さい♪
ではでは~
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。