ジャケットのポケット辺りに気泡の様なブクツキが出てきたら

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決定的な寿命があるお洋服があります

はい、ほんまに最近は暑いですね~!

最近、周りでは体調不良を起こしている方が沢山いてます。
外に出ると暑いけど、建物の中は冷房が効いていて寒い時があります。

そんな時には、着るお洋服の調整などをして体調の管理をシッカリしないと、すぐに風邪を引いてしまいますよね♪

 

ちなみに僕は風邪をひきません。
もうかれこれ、5年以上風邪をひいた記憶がないです!

『何とかは風邪ひかない』とも言うし、ひょっとしたら、風邪をひいている事に気が付いてないだけかも知れません(笑)

 

おはようございます、オノウエです。
そんな僕は体温計は使いません、だって、見てもし熱があったら余計にしんどくなりそうですからね♪。

はい、見ないふりです♪

では、本題に入りましょう。
ちなみにゴムが風邪をひいたって言ったら、カスカスになって直ぐに千切れてしまう状態をさしますよね。

その状態、お洋服にも起こる事があるんです。
しかも風邪をひいてしまったら最後、もうどうしようも無くなるんですね。

コワいですね~。

 

まるで空気が入ったかの様にお洋服がブクブクになりました

先日、お客様からのご依頼で、

『このジャケットの、ブクブクになっているのをどうにかしてして欲しいです』
『なんでこうなるの??』

と、ご依頼を頂きました。

 

実際に、同じ事を思っておられる方も沢山おられると思いますので、今回はそこんトコロにクローズアップしました。

 

 

 

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このブクブクの状態をバブリング現象と言います

はい、この状態ですね。
専門用語を使いますと、『バブリング現象』と言います。

お洋服の生地に、気泡の様なふくらみが出てきます。
特に前立て(お洋服の前面)の様な、カッチリとした部分に出てきます。

 

 

この『バブリング現象』は要するに、生地の寿命です。

生地の張り合わせの加工にも色々ありまして、生地の表面に薄いフィルムを張り付ける『ラミネート加工』や、2枚以上の生地を接着樹脂で張り合わせる『ボンディング加工』等があります。

 

そして、この両方の加工は永久ではありません。
フィルムや接着樹脂の劣化により、3年から5年でお洋服にこの様な異常が出てきます。

 

購入時のお洋服には、これらの加工が施されている事は、書いてある場合とそうでない場合があります。

ですので、知らず知らずのうちに購入している可能性があるんですね。
今回の様に、気泡の様なふくらみが出て来た時に初めて分かります。

そして、クリーニングするたびに汚れと一緒に、劣化した接着樹脂も洗い流されて余計にひどくなっていきます。

お洋服の寿命であるこの現象が出てしまったら、もうどうしようもありません。

 

 

バブリングの延命治療

この状態を一時的に戻す事は可能です。

糊剤や樹脂などを使い、一時的に空気が入ったかの様にブクブクな部分を押さえる加工を施します。

しかし、一時的なモノなので、着用している間にジョジョに取れていきます。
そして、クリーニングしても取れます。

そうなりますと毎回取れるたびに加工をしなくてはいけません。
加工料金もかかります。

でも、
それでも、直してほしいと言う声もお伺いいたします。

思い入れのあるお洋服や、大事なお洋服ならやっぱりそんな事もありますよね。

その時には、出来る限り何とかさせて頂きます。
ですが、すでに寿命ですのであくまでも一時的な延命治療と言う事をお忘れなく。

 

ええ、悲しい事に必ず壊れるお洋服もあるんですね。
でも、出来るだけご希望にはそえたいと思います。

 

出来るだけ長く着て頂きたいですからね♪

ではでは~。

 

クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル

尾上昇
尾上昇
大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。

メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。

メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。

メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。

メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。

”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。

ジャケットのポケット辺りに気泡の様なブクツキが出てきたら” に対して1件のコメントがあります。

  1. ジャック より:

    バブリング?ちょっと意味が違うかも。

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