2015年11月、業界の展示会を見に行って感じた事
クリーニング業界の総合展示会
はい、クリーニングの総合展示会に行ってきました、毎年、東京と大阪で一年ごとに行われる、業界最大のイベントです♪
クリーニングの展示会?
何するの?
そんな事を、友達からも聞きました(笑)
うん、実はクリーニング業界のイベントって、新しい洗剤ができたとか、便利な機械が開発されたとかって、各洗剤メーカーさんや機材商さんが、商品や情報を公開してくれる場なのです。
でも、近年はだんだんと変わってきました。
おはようございます!シミ抜き修復師のオノウエです。
最近は物ではなく体験も受ける事が出来る
昔のクリーニング展示会は、先ほども申しました通り、新しい洗剤ができたとか、便利な機械が開発されたとかっていう商談がメインでした。
その他には、展示会のみの特別価格だったりと、備品が安かったりも致しました。
つまり物を売っていた訳です。
しかし、何年か前から、体験型のセミナーや、イベントが多く開催されるようになりました。
特にセミナーでは、クリーニング業界の関係者の方だけではなく、異業種の方のお話や、他業種で有名な方のお話など。
さらには、視察ツアーと言う見学会で、普段は行く事の出来ない、繊維や洗剤等の製造されているところを、申し込めば誰でも見学できる様になりました。
スゴイですよね。
業界の展示会も、毎年進化しております。
クリーニングは体験を売っているお仕事
いわば、汚れていたお洋服がキレイになったり、突発的に付いてしまったシミが落ちたり、そうしてキレイになったお洋服で、どこに行こう♪とか、何をしようかな♪とかで、気分が上がるという体験を、クリーニング屋は売っているワケです。
意外に知られていない事実ですが、現在クリーニングの総需要は、右肩下がりで減ってきています。
1992年がピークで、一世帯当たりに、年間約19,000円あった支出額も、今や2014年には、年間約7,000円にまで落ち込んでいます。
更には、お家で使う洗剤や機械の発達で、お家でクリーニングと言う選択肢も増えました。
でも、よく考えてみると、誰でも絶対にお洋服は着るワケです。
と言う事は、クリーニング屋の総需要額は減っていますが、実はお洋服の点数はほとんど変わっていないのかも知れません。
いや、それどころかファストファッションの登場で、一人あたりのお洋服の所有数は増えているかも知れませんね。
でも、やはりクリーニング総需要は、右肩下がりで減っているのが事実です。
しかし、価格の安い高いに限らず、同じクリーニング屋でも、流行っている所は流行っている。
今現在では、選ばれているクリーニング屋さんと、選ばれていないクリーニング屋さんがあるワケです。
ひょっとしたらそこにある差は、体験という感じ方を上手く伝えているクリーニング屋が、特に選ばれているのかも知れませんね。
実は昔から、良い部分は何でも、どんな業種でも、ほとんど変わっていないんだと思います。
クリーニング屋さんに限らず、特性を伝える事が出来ないと、これからの時代は選ばれることが非常に難しくなりそうですね。
これからの時代は、もう、選ばれる為には発信しなくてはならない。
そういう時代に、クリーニング屋も突入していると言う事かも知れません。
そんな事を思った展示会でした♪
お父ちゃん、ノボちゃんありがとう!
これからも伝える力身につけます♪
ではでは~。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。